鈴鹿サーキットにはまだまだ及びません
――よく鈴鹿さんはご自身のことを「芸能人っぽくない」とおっしゃっていますが、最近はどうでしょうか。状況も変わってきて、心境にも変化があるのではないのかなと思いますが。
芸能人っぽくなりました。すごい東京に染まったねっていろんな人から言われます(笑)。
――それはどんな瞬間に感じますか。
この間、1人で天丼屋さんに入ったんですね。そしたら、お客さんが僕しかいなくて、店員さんが2人いたんですけど、視線とかで気づいてもらってるなと感じてはいたんです。で、ごちそうさまでしたって言って店を出てから、2人が店の前に来て、僕が帰るのをじーっと見てくれていて。声をかけてくれればいいのになと思いつつ、そうやって気づいてもらえることが今までなかったので、そういうときに芸能人っぽいなあと思います。
――声をかけられて平気なんですね。
全然うれしいですね。
――個人的には変換予測で「鈴鹿央士」が出るようになるとうれしくなったりするのかなって気になりました。
それ、僕も思いました(笑)。よく情報解禁のときとか、ニュースを引用したりするときに「鈴鹿央士」って入れるんですよ。それが「鈴鹿」まで打ったら「鈴鹿央士」が候補で出るようになって、「あ!」ってなりましたね。前までは鈴鹿サーキットだったので(笑)。
――すっかり「鈴鹿」の代名詞になりましたね。
いや、鈴鹿サーキットにはまだまだ及びません(笑)。
鈴鹿央士 Ouji Suzuka
2000年生まれ、岡山県出身。「MEN’S NON-NO」専属モデル。2019年より活動を始め、映画初出演となった『蜂蜜と遠雷』で第93回キネマ旬報ベスト・テン、第43回日本アカデミー賞などの新人賞を総なめにする。2022年、社会現象となったドラマ「silent」の戸川湊斗役で大きな話題に。現在、南沙良とW主演を務めたNetflixドラマ「君に届け」が配信中。また6月1日より配信されるNetflixドラマ「THE DAYS」、7月スタートのドラマ「18/40 ~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系)にも出演予定。
<作品紹介>
ドラマストリーム「スイートモラトリアム」
出演:鈴鹿央士 小西桜子 田辺桃子 若林時英 中島 歩 ほか
原作:たまいずみ・著「スイートモラトリアム」(マンガボックス)
脚本:加藤綾子 玉田真也 頃安祐良
監督:玉田真也 頃安祐良
TBS系にて、5月23日(火)深夜24時58分スタート(※一部地域を除く)。
Paravi、U-NEXTでは各話1週間先行有料配信中。地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて各話無料1週間見逃し配信あり。
撮影/中垣美沙
取材・文/横川良明
構成/山崎 恵
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