お茶する時間のために、もっと気軽に利用してほしい


伊藤:キャリアを積み上げても、子どもが生まれて会社に戻ると、自分の居場所がなくなってしまうこともありますよね。子どもが生まれて育てるってすごく幸せだし、喜ばしいことなのに、両立ができにくくなっていると思います。出生率もどんどん下がっているじゃないですか。子育てと仕事の両立がもう限界に達しているから今の現状があると感じます。保育園に預けるのと同じ形で、ベビーシッターを利用してもらいたいなって思うんです。

──本来子育てが素晴らしいものだとしても、あまりにも余裕がなくなるとそれすら感じられないですよね。例えば仕事が遅くなってしまったとか、急なお仕事が入ったりしてっていうときに、どうしようって思うじゃないですか。そういうときに、ベビーシッターを利用するとエンターテインメントも一緒に楽しめて、むしろ子どもにとってプラスだったら、ちょっと心が軽くなるかもしれないですね。

限界が来る前こそ「ベビーシッター」の使いどき。子どもにもプラスなら心も軽くなる_img0
 

伊藤:仕事でどうしようもなくてというときはもちろんですが、むしろ自分の時間を作るために私達を呼んで欲しいと思っているんです。ママ友とお茶とか、エステに行くとか、映画を見るときとか、そういった心の余裕を持たせるための時間を作るために、ぜひぜひと思っています。

──確かにベビーシッターを頼むのってどうしても必要に駆られて、もう無理っていうときだけだと思っていたんですけど、その手前だったり、自分の時間を作るために利用するというのも必要なことですよね。

伊藤:夫婦の時間を作るとかでもいいですし、もっと気軽に呼んでもらえるようなれたら嬉しいなって思います。
 

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インタビュー前編
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撮影/柏原力
取材・文・構成/ヒオカ
 

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