「映す」は、画像を再生する、印象を与える

「写す」と「映す」の使い分けは?2度と間違わなくなる覚え方【間違って使われやすい日本語】_img2
 

【映す・映る】
画像を再生する。投影する。反映する。印象を与える。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)

 

「映す」の使い方を例文で紹介


・ビデオを映す。
・スクリーンに映す。
・時代を映す流行語。
・彼の態度が生意気に映った。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)

「ビデオを映す」と「ビデオに写る」の判断が難しいかもしれません。
広辞苑 第七版 付録によると、「ビデオに写る」は、被写体として撮影され、画像として残すことですが、その画像を再生して映写する場合は「ビデオを映す」になるそう。

ただし、「ビデオに映る姿」のように、再生中の画像を指す場合は「映」を当てることもあるそうです。また、防犯ビデオや胃カメラなど、撮影と同時に画像を再生する場合も、再生する方に視点を置いて「ビデオに映る」と書くこともできるようです。この点は注意が必要ですね。
 

構成・文/高橋香奈子

 

「写す」と「映す」の使い分けは?2度と間違わなくなる覚え方【間違って使われやすい日本語】_img3
 

前回記事「「表れる」と「現れる」の使い分けは?2度と間違わなくなる覚え方【間違って使われやすい日本語】」>>