「収める」は中に入る、収束する

「収める」「納める」「治める」「修める」混同しやすい4つの「おさめる」の使い分けは?【間違って使われやすい日本語】_img1
 

【収まる・収める】
中に入る。収束する。手に入れる。良い結果を得る。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)
 

「収める」の使い方を例文で紹介


・目録に収める。
・手中に収める。
・効果を収める。
・成功を収める。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)

 

「納める」はあるべきところに落ち着く、終わりにする

「収める」「納める」「治める」「修める」混同しやすい4つの「おさめる」の使い分けは?【間違って使われやすい日本語】_img2
 

【納まる・納める】
あるべきところに落ち着く。とどめる。引き渡す。終わりにする。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)
 

「納める」の使い方を例文で紹介


・税を納める。
・胸に納める。
・注文の品を納める。
・歌い納める。
・見納め。

(広辞苑 第七版 付録/岩波書店 より引用)

ものをしまう場合、「収納」という熟語があるので、「収める」と「納める」で迷ってしまう人もいるかもしれません。財布におさめる、書類を棚におさめる、箱の中に荷物をおさめるなど、「中に入れる」場合には「収める」を使うのが基本です。