2020年、今までの生活様式が一変したコロナ自粛期間。外出もままならない時期を皆さんはどのように過ごしましたか? 「50歳を目前に人生最後の大一番に出た」と話すPRディレクターの竹内けいさん。コロナ禍の2年間で20キロのダイエットに成功し、今も継続中。健康と美の両立を叶えたダイエット法を教えてもらいました。

 

竹内けいさん/PRディレクター
50歳を目前にダイエットの一大奮起。20キロの減量に成功し、今も継続中。貝印のビューティツール「KOBAKO」のブランドアドバイザーを務めるほか、現在はフリーのPRディレクターとしても活躍中。ダイエットを機にオーガニックフードのPRなどのサポートも行っている。

 

70歳になってもヒールの高いパンプスを履き続けたい!

 

50歳目前に想うのは「カッコいい歳の重ね方をしたい」ということ。ですが、現実は仕事や家事に毎日追われ、睡眠時間すら確保できない状態。どんどん溜まるストレスの発散法といえば、食べること。週の半分は会食、家でご飯を食べる時も高級グルメのお取り寄せをし続けていたのです。

そんな矢先のコロナ自粛。外出もままならず、これもストレスになるんですよね。いろいろなサイトを見てはポチッとお取り寄せして、ムダに食べていました。高校生だった娘も外出が制限され、気づいたら母娘二人で太ってしまっていたんです。
鏡に映る自分の姿を見て呆然としました。これでは久しぶりに会った友人や知人に「あの人、コロナでブサイクになったよね」と言われるに違いない、と。足腰が弱くなり、大好きなヒールを履けない自分を想像するのも嫌でした。
 

【ダイエット前の竹内さん】

ピーク時。「当時は体つきも大きかったので、着る服といえばいつもオールブラックでした。地下鉄の階段を使って改札まで上がったら息が切れてしまって……。階段の上り下りもできないなんて情けないですよね」(竹内さん)

そこで、この自粛期間を味方にして、50歳目前の一大奮起。会わない時間でダイエットをして周りの人をびっくりさせてやろうと“企んだ”のがスタートでした。

高いヒールのパンプスが大好き。「セルジオ・ロッシのパンプスは自分へのご褒美で購入しました。年齢を重ねても姿勢を正しく、颯爽と歩きたい!」(竹内さん)


食事を見直しただけでトントン拍子に痩せていった


料理は元から好きで友人を家に招いてもてなすこともしていたのですが、まずはお取り寄せを一旦休止して食事の見直しをしました。自分でも糖質と脂質を多く摂取していることがわかっていたので、まずはお米とカロリーの高い揚げ物類を止めました。酵素玄米は腸内環境を整えると聞いていたので、早速チェンジ。満腹感もあるし、お通じも良くなって一石二鳥です。


①白米 → 酵素玄米
②ビールやワインなどのアルコールは控える(飲んでもグラス1杯)
③大好物の唐揚げや春巻きなどの揚げ物は一旦休止
 
食事を見直し始めた頃のメニュー。「肉は牛より鶏、魚も揚げ物は控えて刺し身や焼き物などさっぱりしたメニューに変更。玉子料理でたんぱく質の補填をし、野菜もサラダやおひたし、煮付けなどレパートリーを増やして飽きずに食べるように工夫しました」(竹内さん)

野菜中心のおかずに切り替えたら、何と5キロも痩せたんです。こんな簡単に結果が出ちゃうなんて、「何でもっと早くやらなかったのだろう」と後悔したほど(笑)。
嬉しくて仲良しのヘアメイクさんにこのことを報告したら、「見た目の印象は全然変わっていないけどね」とバッサリ斬られました。でも、ここでやる気スイッチが入ったんです。さらに食材の見直しと調理法も変えていきました。一度やり始めるとのめり込むタイプ。やった分だけ数字に反映されるのもおもしろくて、ゲーム感覚でいろいろ試してみたんです。

昼用のお弁当はコチラ。「コロナ禍では、娘もリモートで自宅にいたので、2人分を作っていました」(竹内さん)

この時、SNSで話題になっていた「16時間断食ダイエット」にもトライしました。個人差はありますが、16時間経つと胃の中が空っぽになって、ちゃんとお腹が空くんですよね。今まで「朝だから」「お昼だから」と時間が来るとお腹いっぱい食べる生活を送っていたことを反省しました
それからは、食べる量を把握するためにお弁当箱にお昼ごはんを詰めて食べることに。これが意外と良くて、1食のごはんの量もだんだんと把握できるようになりました。このあたりで7〜8キロ減に。