ときにはサボろう。封印していたささやかな悪いことを解放

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「自分ばかりが頑張っている」と思うと、イライラします。頑張りすぎている証拠です。

そんな時は、サボりましょう。

家族がいるなら「具合いが悪いので、部屋に籠ります」とか「サボる日につき、家事もお休み」とか宣言しても良いでしょう。

サボるには準備が必要です。溜った録画番組をチェックしましょう。ネットフリックスなど、サブスクに入っているのであればドラマを、全話分見るつもりでいましょう。やりたいゲームがあればダウンロードしておきましょう。出前を頼むなら、メニューを考えておきましょう。おやつは、我慢していたジャンクフードを用意しましょう。

封印していたささやかな悪いことを解放して「こんなにサボっていいのかなー」というくらい、サボりましょう。

 

著者プロフィール
草野かおる(くさの かおる)さん

出版社勤務を経て、イラストレーターとして活動。PTAや自治会を通して16年に渡り防災勉強会や防災訓練などで防災活動に関わったことを活かし、東日本大震災の数日後、役に立つ防災メモを4コマにしてブログで発信を始める。その年の防災の日である9月1日、これが書籍になり、50代にして著者デビュー。続けて非常食のアイデアをまとめた本や、100均グッズなどで備える、自宅避難に役立つ本も発売。2018年には防災士の資格を取得し、防災についての講演をおこなうほか、テレビやラジオの出演も。また、防災のほかにも、2016年以降は、伊豆ふるさと村に暮らす、秋山龍三先生(故人)を取材しまとめた食養生の本や、激せまキッチンでも簡単に料理できるレシピ本(『激せまキッチンで楽ウマごはん』(ぴあ))など、食に関する著書も刊行し、著作は共著も含め現在9冊にのぼる。

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『60歳からは「自分ファースト」で生きる。』
著者:草野かおる ぴあ 1540円(税込)

防災本で有名な著者が、子育てや孫育ての傍ら発見した「生きる知恵」をつづったコラム集。気分よく日々を過ごし、豊かな人生を送るためのヒントを、軽妙な筆致と四コマ漫画で伝えます。一つのテーマが見開きごとに完結しており、心が乱れた時に必要な箇所だけを開く、といった辞書のような使い方ができるのが魅力です。



写真/Shutterstock
構成/さくま健太

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