コロナ禍による制限がほぼなくなり、以前のように海外に自由に行き来できるようになった今。私が息子としているような親子留学に興味をもつ方が増えているのはもちろんですが、中学生、高校生、大学生の子供だけの単身留学はさらに人気が高まっているそう。その現状を紹介します。

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私の身の回りだけでも既に数人のお子さんが留学中or留学予定

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子供の留学に親が帯同する「親子留学」は、以前にも書いたように、私の周りだけでも数組が検討中で、近い将来、カナダまたはほかの国に渡航を予定されています。子供の「単身留学」も同様で、最近お子さんが留学をし始めた人は数人、これからお子さんが来年以降に留学予定の方も数人います。私の友人だけでもこんなに盛り上がっているとは、留学がかなり身近になっているのだと感じます。
 

あっという間に留学生の受け入れ定員になってしまう事例が発生中

イラスト:Shutterstock

日本はもちろん、他の英語圏以外の国でも、留学希望者は増加しているようで、最近では「申し込もうと思ったのに、すでに募集が終わってしまっていた」という声もちらほら。

実際に私が今住んでいるカナダのバンクーバー郊外の学区でも、教育委員会から「2024年はこれまで以上に留学生の受け入れ可能席数が減るので、来年以降も留学を延長予定かリサーチしています」と確認のメールが私のところに来ました。

国や地域によって異なる場合もあるかもしれませんが、私の認識では、「留学生の受け入れ可能人数」=「可能枠ー(引く)市民権や永住権をもっている現地の生徒ー現在留学中の生徒」になるはず。特に移民を多く受け入れているカナダは、年々市民権や永住権をもつ人の人数は増えていますし、一度留学したら数年間は留学する子供も多いと思うので、必然的に新規受け入れ人数が減ってしまうのだと思います。

カナダの一部の学区では「小学生の受け入れをしていない」「受け入れはしているが、この学校は受け入れをしていない」などが2024年9月入学でも見受けられます。そして、私が申し込みをした2022年9月入学よりも、その傾向は強くなっていると感じます。

ほかの国のことなので理由まではまだリサーチできていませんが、カナダ以外でも「すでに定員オーバーで受け入れをしていなかった」という話も聞きました。

このような状況なので、留学を決断するのはとても時間がかかることではありますが、2024年9月入学はまだまだ先だと思わずに、常に募集状況をチェックする、問い合わせるなどをしておくのが安心です。

 
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