楽しさを見出せる人は、幸せを生み出す


学生時代に、同じ環境でいるにも関わらず、ただただ与えられた環境の中で時間をやり過ごしている人もいれば、遊び心を持って色々なことを工夫して楽しそうに過ごしている人もいたことでしょう。
その違いは、「同じ環境下でも、その中で面白み、楽しさを見出せるかどうか」かもしれません。

自分の置かれた環境で楽しみを見出せる人は、お金があっても、なくても、楽しめることは多い。なぜなら、その都度、“今の環境の活かし方”を知っているからです。
実際に、「その環境だからできること」はあります。当たり前にあると思っていたようなことでも、失ってから、実は貴重なものだったことに気づくことは多いですしね。

たとえば、私たちは、自分の住んでいる街の魅力を知っているようで、実は知らないことが多い。
私自身は、コロナ禍は近隣で過ごすことが多かった分、今まで行ったことのなかった魅力的なスポットが色々とあったことを知り、驚きました。まさに「灯台下暗し」状態でした。

先日は、自分の住んでいる街が運営している歴史民俗資料館に行ったのですが、無料なのに展示物や資料は見応えがありました。
しかも、スタッフの人にお願いをしたら、研究室にある古い地図も見せていただくことができ、「今、自分が住んでいる家は、元々はどんな土地だったのか」を知り、驚きと発見のある時間を過ごすことができたのです。
それは、繁華街に出て、お金を使って何かをするよりも、私にとっては楽しいことでした。

こういう営利目的ではない施設は、特に宣伝をしていないことは多いもの。だから、見つけることが大事なことも。
「宣伝されているものに飛びつく」のは、悪いことではありませんが、もっと能動的に「自分でも楽しいもの、素敵なところを探す」というのは、幸せを増やすのには大切なのかもしれません。

楽しみを生み出せる人に!


日常がつまらないからといって、外に、外にと気持ちを向けがち。でも、厳しいことを言ってしまうと、もしかしたら、つまらない原因は、「自分自身にある」のかもしれません。
自分が楽しさを生み出さないから、退屈であることも。

受け身にならずに、能動的に知恵や想像力を生かすことで、楽しみは増やせるもの。
遊び心を持って、さらに、今の環境を生かして、日々を過ごしていきたいものですね。

 

 

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