この数年で、世界はどんどん変化してきていると思いませんか? 時代についていけなくなると、生きづらくなってしまうこともあるでしょう。
「変わりゆく世界に乗り遅れない」ために大事なことは、何でしょうか。
“幸せの共通認識”に踊らされた生き方をしない
現在は、価値観、生き方が多様化しています。なにが正解で、何が間違っている、とハッキリしているわけでもありません。
だから、「自分にとっての心地よさ」を探していくことが必要となってきています。
現代は、情報を入手するツールも人それぞれ。テレビなのか、新聞、雑誌なのか、YouTubeなのか、ネット検索なのか。さらにSNSを使うにしても、X(旧Twitter)、Facebook、Instagramなど、何を使うのかによっても、随分、得られる情報は違うし、そこでの人気者(インフルエンサー)も変わってきます。
一昔前は、テレビ、新聞、雑誌の情報の影響力が強かったので、流行も作りやすかったところがあります。それはある意味、“共通認識”も生まれやすかった、とも言えます。
たとえば、「女性は若ければ若いほどいい」「結婚していないと負け組」といった“人として誤った価値観”でさえ、どこか共通認識化されてしまっていたことで、自分に合わない幸せを掴もうとしている人も多くいました。
結婚、出世、お金持ち、若さ、美貌……“多くの人が「これは幸せなことだ」と認識しているもの”を手に入れることで、人に「自分が幸せであること」を認めてもらって安心したかったところもあったのです(実際は、幸せでなくても)。
これまでは、誘導されやすい人が多かった
それは気を付けないと、“誘導されやすい状況”だったとも言えます。これまでは、テレビで有名人が行っていることを、
さらに、「これが今、人気がある」と宣伝することで、実際は人気のないものでも、本当に人気のあるものにするなんて手法もまかり通っていました。“みんなが好むもの”を好む人、さらに、人が好むものを好きでいることで、「自分は正しいんだ」という安心感を覚えたい人(自分の好みやセンスに自信がない人)が少なくなかったからです。
もちろん今でも、そういう傾向はまだ根強くあるのですが、人々が利用する情報ツールが変わってきたことで、少しずつ、今までのそういった「“共通認識”に自分を合わせて生きること」に疑問を抱く人も増えてきました。
「それをすることは、一般的には“素敵なこと”になってはいるけど、自分に合わないのにやるのは、ちょっとカッコ悪いよね」と感じ始めているのです。
「自分にとっての幸せ」「自分の価値観」を見つけていく必要性
今までは、「自分の生き方」「自分にとっての幸せ」を考えなくても、“共通認識”に合わせた生き方さえしていれば、「幸せそうだ」「成功している」と思われやすかったところもありますが、今後は、より既存の媒体(テレビ、新聞、雑誌等)に影響を受けない人が増えてくる分、みんなそれぞれが「自分にとっての幸せ」「自分の価値観」を見つけていく必要が出てきています。
そうしないと、だんだん「“自分”を持っていないカッコ悪い人」と思われやすくなってくるかもしれません。
「自分にとっての幸せ」を見つけるためにも、さらに生きやすくなるためにも必要なのは、「自分で調べて、考える」という能力です。
それについては、次のページで紹介します。
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