鮮やかな差し色を使わず、黒やネイビーなど地味色だけで冬の装いを華やかに見せるには? 今回はクリスマスや忘年会など、年末に向けてちょっと華やかさが欲しいシーンに映える地味色コーデをスタイリスト兵藤千尋さんに教えていただきます。
あえて外してる感が今っぽい!「黒×ネイビー」配色でモードな雰囲気に
フェザーや透け感のある素材、フリルやリボンの付いたデザインなど、素材やデザインが華やかなブラウスはワンツーコーデでも華やかさが盛れる、テクニックいらずのアイテム。むしろ鮮やかな色よりも地味色の方が大袈裟な印象になりすぎず、大人をさりげなくおしゃれに見せてくれますよね。
華やかなブラウスを着るだけですでに地味見えは回避できますが、さらにワンランクおしゃれに見せるためには、配色を工夫してみるのがおすすめです。例えば今回のコーディネートでは、ブラウスのデザイン自体が襟付きでちょっとモード寄りな印象なので、あえてネイビーのパンツを合わせています。
もちろん黒×黒でも素敵ですが、黒×ネイビー配色はそれだけでエッジが出ておしゃれ度が上がる組み合わせなので、ぜひ試していただきたいです。ベルトやピアスもこんな風にシルバーのものを合わせると、全体的にスタイリングがキレ良く仕上がると思います。
「黒×ネイビー×グレー」配色で、フェミニンなブラウスをハンサムに着る
こちらのブラウスはほんのり透け感があってデザイン自体もフェミニンなので、ウールのワイドパンツやエナメルのローファーなどマニッシュなアイテムを合わせることで、ブラウスの華やかさを引き立てています。
こちらのコーデももちろん黒×黒でも可愛いのですが、ブラウスとコートの色をネイビー、グレーと少しずつズラすことで無難にならず、凛としたハンサムな印象が際立つので、黒×ネイビー×グレーの地味色同士の組み合わせもこの冬おすすめしたい配色です。今シーズンはショート丈のコートが多いので、こんな風にブラウスの裾を外に出して着てもバランスよくまとまると思います。
次回のテーマは「ラメニット」。パッと見て派手すぎる?と思ってしまうアイテムだからこそ、普段着として取り入れるための選び方と着こなしのコツを教えていただきます。お楽しみに!
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スタイリング/兵藤千尋
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構成・文/堂坂由香
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