黒、ネイビー、グレーなど、いわゆる地味な色の服。何にでも合わせやすい反面、冬は特に無難な印象になりがちなことも。そんな地味色服を「地味に着ない」ためのコツとは？　ベーシックを軸にしたきれいめなカジュアルスタイルに定評のあるスタイリストの兵藤千尋さんに、地味色服を華やかに見せるためのテクニックを教えていただきます。
 

地味色服を華やかに見せるための方法はこの二つ！ちょっとの工夫で着映えることは可能です
 

「冬になるとどうしても地味な色の服が増えますよね。地味色服を地味に見せないための方法は、大きく分けて二つあるんじゃないかなと思います。一つは華やかなデザインやトレンド感のあるものなど、【アイテム自体が映えるものを取り入れる】方法、二つ目は重ね着や異素材ミックスなど【冬ならではの着こなしのテクニックを効かせる】方法。

今回は一つ目の【アイテム自体が映えるものを取り入れる】方法として、今シーズン突如トレンドアイテムとして浮上した、アンサンブルニットを使ったコーディネートをご紹介します」

 


旬のアンサンブルニットと馴染ませスカーフで、シンプルコーデを華やかに

冬の「黒ニット」が地味に見えない方法。簡単に今っぽくなれる「旬ニット」の選び方と着こなしのコツは？_img0
 
冬の「黒ニット」が地味に見えない方法。簡単に今っぽくなれる「旬ニット」の選び方と着こなしのコツは？_img1
カーディガンのボタンがシルバーになっていたり、インナーのニットがあえて五分袖だったりと、細部のデザインが新鮮。カーディガン￥14300、ニット￥11000／カデュネ　共布ベルト付きスカート￥42900／サクラ(インターリブ) 　スカーフ￥42900／マディソンブルー　ピアス￥31900／マリハ　ブレスレット￥43560／バルブス(ズットホリック) 　 バッグ￥69300／イアクッチ(IACUCCI 大丸東京店) 　靴￥44000／ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
CHIHIRO’S コメント　
今季はカーディガンやアンサンブルニットがいろんなブランドからたくさん出ていて、昔からある定番アイテムがリバイバルする勢いに少し驚いています。私たちの世代からすると、アンサンブルニットって“往年の王道コンサバ服”みたいなイメージがあるかもしれませんが、これが逆に今年はキャッチーなアイテムなので、ボトムスはシンプルなロングスカートを合わせて全体的に大人っぽく仕上げました。

例えばトップスが普通の黒ニットだったら無難な印象になるかもしれませんが、こんな風にアンサンブルニットに変えるだけで、旬な着こなしに見せてくれると思います。

地味色コーデをさらに華やかな印象に見せるためにおすすめなのがスカーフ。スカーフは目立たせるのではなく、トップスと似た色のものを選んでさりげなく馴染ませるのが、大袈裟に見えすぎないポイントです。
 
ネイビーニットの地味見えを回避するコツは？
　
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