時に「可愛い」を封印、ハイレベルな本気のパフォーマンスに撃ち抜かれる
日プ女子は、冒頭で触れたように、ザ・王道系はちょっと……という人にも刺さる要素に溢れていました。その理由としてはまず、とにかくいろんなタイプの子がいる、ということ。クラスの隅っこにいる感じの子がマイクを持ったらヤバかった! 逆にクラスの中心にいる元気系の子が実はふにゃっとした癒し系だった! みたいな、ギャップにやられる個性の持ち主がたくさんいるんですよね。主人公キャラだけじゃないというか、ギャルもいればクレバーなしっかり者もいて、きっと推したくなる子がひとりはいるはず。
また、なんといっても、超実力派揃いなのも日プ女子の大きな特徴。特にボーカルの層が非常に厚くて、アイドルという肩書がなくても、ソロ歌手として大成しそうな超実力派が何人かいます。
そのひとりが、日プ女子の中でも異色の存在である高見文寧(3位でデビュー決定)。普段は控えめな印象を受けますが、ステージに立つと一気に雰囲気が変わり、”憑依型”とも言われる彼女。一度聞いたら心を掴まれる圧巻の魅惑的な歌声に度肝を抜かれること間違いなし。いままでのアイドル像を覆す逸材です。また、海老原鼓(10位でデビュー決定)もボーカリストとして高い評価を受けるひとり。突き抜けるようなパワフルな歌声、マイクを離しても響き渡る声量は歌姫そのもの。ほかにも多彩なボーカリストがひしめき合っていて、歌で聞かせるグループになる予感がします。
また、王道アイドル曲を爽やかポップに可愛くパフォーマンスできるのはもちろんのこと、超かっこいい爆イケパフォーマンスをバチバチに決められる子が多いのも日プ女子の大きな魅力。可愛い系よりかっこいい系がいいという方にも刺さるパフォーマンスがしっかりできるメンバーばかりなんです。練習生は課題曲を与えられ、パートを振り分けられるのですが、ちゃんみなの「美人」やBLACKPINKの「Shut Down」など、バチバチのかっこいい系の曲も多数ありました。挑発的な表情で魅了したあと、流ちょうなラップを決めて、曲の世界観に入り込んだ魅惑的なパフォーマンスで視聴者を沸かせます。ダンス経験者も多く、ダンスがうまいだけでなく、表現力で「魅せる」彼女たちのパフォーマンスを見て、「え、表現力やば」「歌うま」「ダンスすごすぎ!!!」と正直いい意味で裏切られまくりました。曲によって、かわいらしさや女の子らしさを封印して、かっこいいに全振りする姿、まじで推せます……!
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