2023年12月に世界的人気グループのBTSを生んだHYBE(ハイブ)社屋を訪れました。そびえ立つ高層の社屋ビルの存在感はとにかく圧倒的。中に入ると、本物志向のオフィス空間が広がっていました。世界にK-POPファンの力を知らしめたHYBEの止まらぬ勢いまで感じた社屋&グループ会社訪問をレポートします。

BTS、NewJeansらを育てたHYBE社屋に行ってきた!現地で感じた、K-POP人気を牽引するトップ事務所の底力_img0
韓国・龍山のオフィスビルの中で一際目立つHYBE社屋。(筆者撮影)


地下7階・地上19階建て、ピカピカの新社屋にのっけから圧倒


韓国のソウル駅からやや南に位置する龍山(ヨンサン)にHYBE社屋がありました。最寄りの龍山駅は韓国の各主要都市を結ぶ高速鉄道など複数路線が乗り入れるターミナル駅で、連結された大型ショッピングモールもあって賑やか。駅周辺には日本の秋葉原のような電気街まであります。

 

比較的新しそうなオフィスビルが立ち並ぶ大通りを歩いていくと、存在感あるビルが。入口前にはHYBEのロゴとミッションの「WE BELIEVE IN MUSIC」を記したガラスサインでさりげなく主張も。HYBEはアイドル歌手などを抱えるいわゆる芸能事務所でもありますが、社屋の趣はグローバルエンターテイメント企業と呼ぶに相応しい雰囲気でした。ロビーに足を踏み入れると、グレーで統一されたシンプルシックな静かな空間が広がり、天井を見上ると木目調デザインで柔らかさまで演出しています。

BTS、NewJeansらを育てたHYBE社屋に行ってきた!現地で感じた、K-POP人気を牽引するトップ事務所の底力_img1
HYBE社屋入口前にもしっかり記されているキャッチコピーの「WE BELIEVE IN MUSIC」。(筆者撮影)

2022年のBTSの活動休止後もHYBEに所属するSEVENTEENら後発グループが人気を支え、勢い衰えない空気感にのっけから圧倒されつつ、HYBEをイメージするアクセントカラーの「ハイバーレモン」のVISITORバッジを手にして、いざ社屋の中へ。日本のWebメディアにはほぼ初公開という社食エリアとコミュニティスペースの最上階フロアをお邪魔させてもらいました。

ちなみにこの龍山社屋ビルには、旧社名のBig Hit EntertainmentからHYBEに変更したタイミングの2021年にお引越し。真新しさ残る地下7階、地上19階建てのビルです。1000人を超える社員が勤務しているそうです。各レーベルの映像・音楽プロダクションスタジオ施設なども入っています。モダンなフロアデザインは、注目のガールズグループNewJeansをプロデュースするHYBEレーベル傘下ADOR代表取締役で、アートディレクターとしても名の知れたミン・ヒジンさんが中心となって手掛けたそうです。