4240代を迎えたら...ヘルシーな食事を楽しむコツ【大切なことはすべて猫が教えてくれた】

加齢のスピードは、ヒトの4倍。

15歳――。これは、完全室内飼いの猫の平均寿命です。近頃の飼い猫たちは、外猫と比べて栄養状態がいいことからも、加齢による見ための変化が現われにくく、あまり老いを感じさせません。

それでも、猫生における溌剌とした成猫期はあっという間！ 3歳を迎えると、1年でヒトの4年分も年を取るようになります。そして、7歳になるとシニア期に突入。ヒト年齢に換算すると、44歳くらいです。

40代はまだ若いとはいえ、健康上の不安が顔を覗かせるのは猫もヒトも一緒。活動量や代謝量がグッと低下するし、食事には特に気をつけたいところ。猫の場合、これまでの高たんぱく質な食事から低たんぱく質、低カロリー、低マグネシウムの食事が好ましいとされ、「7歳から」と謳われたフードに切り替える飼い主さんも多いよう。

かたやヒトの場合、「44歳から」なんてメニューはなく、自分の食事は自分で管理しなくてはなりません。とはいえ、「歳を取って太りやすくなったから」と野菜中心の食事に切り替えてはみたものの、食べる楽しさが半減したと感じることもあるでしょう。

もちろん猫たちだって、食べ慣れたフードからシニア食に切り替わる時は、抵抗を示すことがあります。そんなときは、いつものフードにシニア用フードを混ぜ、徐々にその量を増やしてシフトする方法が功を奏することがあるんです。ヒトもそれに倣って、ガラッと食事内容を変えるのではなく、お肉より魚の日を、洋食より和食の日を増やしたりするなど、“少しずつ”変えていくと、ストレスがたまりにくく、スムーズに移行できるのではないでしょうか。

「元気なシニア期には、食事の見直しから！」猫たちは、これまでのカリカリとシニア用カリカリを巧みに仕分けて好き嫌いしながらも、目の前の食事を少しずつ受け入れ、こんなことを呟くのでした。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

マインドフル猫　ヘルシーな食事を楽しむコツ

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