○月×日
朝食:甘酒
昼食:ざる蕎麦、カブの柚子甘酢漬け
夕食:茹でワンタン、ツナとほうれん草のマヨ和え、きゅうりと山芋の糠漬け、平茸とわかめのお味噌汁(写真)
1月フランスの風物詩! 幸せを運ぶケーキ「ガレット・デ・ロワ」を何台も食べる日々【パリ在住・井筒麻三子さんのおうちごはん日記】_img0
 

最近のパリは、ものすごく寒いです! とうとう雪まで降って来たので、お買い物に出かける気にならず、冷蔵庫の中にあるもので夕ご飯に。

常備しているワンタンの具は、冷凍してあったひき肉と、白菜、ごぼう茶のだしがら(だしがらは食べられるので捨てずに、こういう混ぜ物やスープがあるとすかさず入れるようにしています)、マッシュルーム数個。全てみじん切りにしてよく混ぜ、皮に包んで茹でればできあがり。以前も書きましたが、我が家はスープ仕立てにせず、酢醤油+ラー油で食べるのが定番です。

そして日本から買ってきてもらった糠床がとても美味しくて、最近せっせと糠漬けをつけています。特に長芋はシャキシャキして食感も◎。パリでは長芋はなかなか見つからないのですが、見かけたらすぐに買うようにしています。

1月のフランスで、必ず食べなくてはいけない食べ物!

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新年が明けるとパン屋さんの店頭にズラーっと並ぶのが、ガレット・デ・ロワ。公現祭を祝う伝統的なお菓子で、公現祭は1月6日(が、最初の日曜という説もあってどっちなのか未だよくわからず)なのですが、ガレット・デ・ロワは1月いっぱい買うことができます。逆を言えば、この時期を逃すと次の年までほぼ見ることはありません。なので、「早く食べなくては!」という焦燥感に駆られる食べ物でもあったりします。

今年初で頂いたのは、リッツ・パリ・コントワールのガレット・デ・ロワ。中身がぎっしり詰まっていて、表面にはスライスアーモンドがたっぷり。もんのすごくリッチな味わいで、二人がかりでも数日かかって食べたほど。

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リッツのガレット・デ・ロワで今年はもう終わりかな〜と思っていたら、今週棚ぼた式で友人ご夫婦が経営する15区のパン屋さん、Poupart Piquotのガレット・デ・ロワを2台も頂いちゃいました。1個は中身があんこ! 初めて食べましたが、和と仏の融合、意外とマッチしていてすごく美味しかったです。こちらはパリの「とらや」さんのガレットもコラボで手がけているそうで、あー、間に合えばとらやの柚子あんこガレットも食べてみたいな〜! という気持ちがムクムク。

 


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<書籍紹介>
『GOROGORO KITCHEN  
心満たされるパリの暮らし』

著:井筒麻三子  写真:Yas
定価:¥1980
講談社

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