基本的には無音でかます!
オナラのニオイは、腸の健康のバロメーター。ニオイが強いときは、腸内の悪玉菌が増殖し、腸内環境が悪くなっているサインだと言われています。便秘や肌荒れ、免疫力低下、生活習慣病の原因にもなる腸内環境の悪化には、気をつけたいところです。
ちなみに健康なヒトの場合、1日のオナラは10回前後が正常な範囲だそうで、回数が多すぎるときも、お腹の不調が隠れていると考えられます。
では、猫たちは? 猫と一緒に暮らしているヒトでも、彼らのオナラは聞いたことがないかもしれません。「もしや猫って、オナラをしない?」――いいえ、猫のオナラは基本的に無音なだけ。彼らは、我々が気づかぬうちに“すかしっ屁”をかましているのです。
そもそもオナラの成分は、口から飲みこんだ空気がほとんどで、あとは腸内で食べ物を分解するときに発生したガスが合わさったもの。そのほとんどが腸管で吸収され、残ったものがオナラとなり排出されます。
一説によると、ヒトや犬と比べて空気を飲みこむ量が少ない猫は、もともとオナラの量が少ないそう。いざオナラが出るときも、ガス噴出で肛門が振動しにくく、「シュッ」「スッ」とかすかな摩擦音がする程度。オナラの音が出ないのは、羨ましいですよね。
とはいえ、オナラのニオイと腸の健康状態に関しては、ヒトも猫も同じ。普段とは違う悪臭がするとき、回数が異常に増えたときは、乳酸菌を意識した食事内容の見直しやストレスケア、適度な運動をするなどの対策を取るといいかもしれません。中には、病気が隠れているケースもあるので、心配なときは病院に連れて行ってあげるといいでしょう。
「今日のおやつは、乳酸菌入りのちゅ~るね!」猫たちは、オナラなんてしていないという顔で、こんなことを言うのでした。
今日も猫にならって、マインドフルな1日を。
マインドフル猫 オナラは腸の健康状態のバロメーター
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文/高木沙織
編集/吉川明子
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