今はSNSでだれでも情報を発信できる時代。あなたが知りたかった情報は、誰かがもうネットの海で発信しているかも。本特集は、ミモレ編集部から「新たな視点を得ることができる」「癒しになる」「知らない世界のリアルがわかる」情報をSNSで発信し、密かにバズっている人=「バズり人(びと)」さんのSNSアカウントをご紹介します。

今回は、X(旧Twitter)で、かわいい秋田犬の日常をポストしている「あきほ@秋田犬会館」さんを運用している秋田犬会館の佐藤さんにインタビューしました。秋田犬会館は秋田犬大館市にあり、世界中の秋田犬を管理する秋田犬保存会本部が入る施設です。アカウント名の「あきほ」とは秋田犬保存会の略です。

国内の秋田犬は年々減っている。成犬や赤ちゃん犬の貴重でかわいい姿を見られる「あきほ@秋田犬会館」さん_img0
 


月・水・金は大人の秋田犬が必ずいる秋田犬会館


――X(旧Twitter)で発信しはじめたきっかけを教えてください。

佐藤さん:アカウントは2014年くらいから始めていたのですが、当時はイベントの告知くらいしかポスト(投稿)していなかったんです。その後、コロナ禍の2020年に緊急事態宣言等があり、この秋田犬会館が二ヵ月間休館になってしまったんです。当時は世の中で暗いニュースばかりだったので、癒しになればと秋田犬の様子を頻繁にポストするようになりました。

 

――確かにコロナ禍の頃からこちらのアカウントのポストをよく見かけるようになりました。秋田犬会館ではどのような活動をされているのでしょうか。

佐藤さん:一階が秋田犬保存会という公益社団法人の事務所になっていて、三階が秋田犬の博物室になっています。秋田犬保存会は、主に秋田犬の血統書を発行していたり、秋田犬の品評会を開催したりと、秋田犬の普及や血統を守っていくような活動を行なっています。
二・三階では、秋田犬に関する資料の展示をしています。

――よくポストに登場する秋田犬の子たちはどちらにいるんでしょうか。

佐藤さん:一階の事務所の方にいて、ごろんと横たわっていたりしています。


――こちらの会館には子犬の子も含めて、秋田犬は何匹ぐらいいるんでしょうか。

佐藤さん:成犬だと、平日の月・水・金は銀ちゃんとくろべえという職員が飼っている子が出勤しています。最近ですと、地元の会員さんが飼っていらっしゃるわさびくんが毎日来ていますね。飼い主の会員さんが連れてきてくださって事務所でお預かりしていています。


このわさびくんの飼い主さんが秋田犬のブリーダーさんなんですが、秋田犬の赤ちゃんが生まれると、新しい飼い主さんのところに行くまでの期間、お試し保育のような感じで事務所に連れてきていただいているんです。なので子犬たちは新しい飼い主さんが見つかるといなくなっちゃうんですけれど、それまでの期間は、来館するお客様に見ていただいています。


――今は子犬ちゃんたちは何匹くらいいるんでしょうか。

佐藤さん:多い時だと4匹くらいいる時がありますね。今日は2匹来ています。


――秋田犬会館に来館すると必ず秋田犬を見られるのでしょうか。

佐藤さん:月・水・金は大人の秋田犬が必ずいます。あと今は火曜日と木曜日は、わさびくんが来てくれていて、子犬は生まれている時期によって見られたり見られなかったりするんですが、今はちょうどその見られる時期ですね。


あと、今は冬なので休みなのですが、4月から11月の下旬くらいまでは、秋田犬会館の外にある犬舎で、成犬の二匹が展示で見られるようになっています。
そこには土日祝日関係なくいるので、会館に来ていただいた方には必ず秋田犬が見られるようになっています。


――銀ちゃんとくろべえは、NHKの『岩合光昭の世界ネコ歩き』の秋田編で登場したんですよね。ネコちゃんと3匹で暮らしてるんでしょうか。


佐藤さん:実はネコがもう1匹いて、4匹で一緒に暮らしてるみたいですね。