ヘアアクセサリーはどんな物をお使いですか?

以前、私は海外ロケや出張の際に必ずスーパーやデパートを訪れ、化粧品と同様にヘアアクセサリーをチェックし、日本では売っていないものを探してよく購入していました。今では日本でも優れたヘアアクセサリーが作られ、海外の珍しいブランドのヘアアクセサリーも手に入るようになりました。

バレッタは、ALEXANDRE DE PARISが秀逸。全体のヘアをひねってとめたり、両サイドの毛をとめたり、ラフにざっくりまとめたり……頭の形とのなじみ方や髪の止まり具合など、すべてにおいてバランスがいいので、他に浮気できないくらい気に入ってます。

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余談ですが、2年前に担当したテレビドラマ『ラストシンデレラ』主人公・篠原涼子さん演じる、さくらの無造作ヘアにもこちらのクリップを使いました。

エルメスのヘアアクセサリーもバッファローホーンを熟練の職人さんが緻密な作業工程を経て、ひとつのヘアアクセサリーへと仕上げていくので、同じ物がこの世に2つとない。

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しっくりとなじむ質感はさすがエルメス!

そして、ヘアアクセサリーとしても、コサージュとしても使えるアトリエ染花の花飾り。こちらは今まで、女優さんがお着物やドレスを着る時に使わせていただいてるアイテムです。布を染めるところからすべて手作業です。日本のコサージュで、ここまで素晴らしい物はいまだに出会ったことがありません。

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こちらも余談ですが、ソフィアコッポラ監督による映画『マリーアントワネット』の日本の特別試写会では、こちらのブランドの小さな花飾りが来場者に配られたそうです。つまり、ソフィアのお眼鏡にかなったということ!

数多くのヘアアクセサリーを試した結果、最終的に私が辿り着いたヘアアクセサリーは、ハンドメイドのアイテムたちでした。

プチプラの物はそのバリエの豊富さなど魅力的ではありますが、ハンドメイドのへアアクセサリーはシンプルからきちんとした着こなしまで、どんなファッションにでも合うことが多い。どんな無造作なヘアスタイルも、ただ留めるだけでピリッと背筋が伸びるような緊張感を添えることができるのが、手作業でひとつひとつ大切に作られているヘアアクセサリーの良さだと思っています。人の佇まいと同じで、アイテムにもストーリーがあって、奥行きがある方が断然いい! だからこそ、大切にメンテナンスして繰り返し使うことが自然とできますし、結果、コストパフォーマンスもよくなると思うんです。実際に手に取って、使ってみると、必ずその良さをわかっていただけるはずです。

大人の女性なら、浮気をせず、 一途にひとつの物を愛していきたいですね(笑)。