コアラ顔の目元に引力をつける赤みシャドウ＆グリーンライナー
前回、シェーディングを使って目元の彫りを強調しました。今回はチークレスで仕上げるため、アイメイクでも赤みを足すことを意識します。
アイシャドウ（トムフォード）で赤みブラウンをチョイスしたのは、チークレスメイクを狙ってのことだけではありません。くすみが気になるという片岡さんの肌に、赤みカラーがおすすめな理由は他にもあるそう。
「無理にベースメイクなどでくすみを消そうと厚塗りにすると、コアラさんの持つ可愛らしい雰囲気が損なわれるので、代わりに赤みをメイク全体に散りばめてくすみに目がいかない工夫をしたほうがいいんです」（イガリさん）
アイライナーには王道のブラックやブラウンではなく、グリーンアイライン（フーミー）をセレクト。
「コアラさんは目が小粒なので、黒を使うと締まって目元の印象が後退してしまいやすい。だから、黒に近いけれどもっと透明感があるグリーンをセレクトしました」とイガリさん。グリーンと言っても、ビビッドなものではなく、肌に馴染むような深みのあるグリーン。柔らかく見せつつ、まつ毛の隙間を埋めることでブラックラインのようなライナー効果がしっかりと出る色。片岡さんのチャーミングな印象を損なうことなく、力強さと芯を与えるので、ぱっちりとした目元印象に整います。
FINISH！
ご本人の持つフレッシュさはそのままに、大人っぽい雰囲気に！
「まず自己流のメイクと全然違ったのが使うコスメの色でした。大人っぽくとかはっきり見せたいというのがあったので、ブラウンのなかでも深い色のものを選んでいましたが、それが私のくすみ肌にはNGだったとは……（笑）。赤の眉マスカラも自分だったら絶対に手にしない色。だけど塗るとなじむし、顔が一気に明るくなりましたね」と血色カラーを使ったメイクの虜になった片岡さん。
確かに、目元などは黒やブラウンで“締める”というのがセオリーですが、片岡さんのようなコアラ顔タイプの方は、逆に目元を縮めて見せてしまうことにもつながるとか。
自分の顔の特徴を知ることで、色選びも効果的に行なっていくことができそうです。今回は、これまでなかなか登場しなかったコアラ要素のある顔立ちのメイク。ぜひ参考にしてみてください。
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撮影／柏原力
ヘアメイク／イガリシノブ（BEAUTRIUM）
スタイリスト／伊藤あかり
取材・文／畑中美香
前回記事「【イガリメイク】幼く見える顔は40代以降「たるみ」に悩みやすい！大人っぽいのにふっくらさせるハイライト・シェーディングテクを解説」＞＞
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