昨年末にクローゼットの断捨離をおこなったスタイリストの望月律子さん。今回は断捨離後のクローゼットに残した洋服や小物をコーディネートとともにご紹介します。望月さんがワードローブに残したアイテムの条件とは?
第1回「「重いバッグが持てなくなった…」50歳を前にワードローブを断捨離!スタイリスト望月さんのクローゼットを公開!」>>
第2回「重たいコート、ヒールの高い靴...ファッションのプロが断捨離で手放したものは?【スタイリスト望月律子】」>>
昨年ご自身のクローゼットを見直し、“肩が凝る服”“ヒールが高い靴”など体の負担になるアイテム、今の体型やコーディネートに合わないものを手放してきた望月さん(詳しくはこちらの記事で)。そんな望月さんが、ワードローブに残したアイテムとは?
RITSUKO’Sコメント
クローゼットの見直しを進めるなかでも残したものは、着心地が良いもの、1日着ていて疲れない、軽くて持ちやすいもの、など体に負担をかけないものに。でも“心地いい”と“ラク”は違うと思っていて。全部をカジュアルにするのはなく、心地よい緊張感もありつつ気分を上げてくれる「無理しないおしゃれ」ができるアイテムを厳選しました。
ワードローブに残したもの【洋服編】
①「ヒトヨシ」の白シャツ
「HITOYOSHI(ヒトヨシ)の白シャツは、もう色んな人にすすめている鉄板アイテム。柔らかくて伸縮性のあるコットン100%素材なので、白シャツだけど硬くなりすぎず、どこか女っぽく着こなせるところが気にいっています。ボタンは2つ外してデコルテを見せたり、袖をまくったり、1枚で着てもニュアンスが出せるんです。真っ白すぎないナチュラルな色味も絶妙。どんなアイテムにも合わせやすい名品です」
②「セリーヌ」のカラーパンツ
「セリーヌのカラーパンツは7~8年前に購入したもの。仕事柄、いろんなカラーパンツを試してきたけれど、スモーキーなブルーは寒色なので、落ち着いた雰囲気できちんとしたスタイルにも使えるし、トレンド感が出過ぎなくて、年齢を重ねても無理なく使える色。自分のワードローブに合っていると思います。白シャツを合わせればきれいめに、レースのブラウスを合わせればフェミニンに、Tシャツとスニーカーにも合う、万能な1本です」
③「ドゥロワー」のツイードジャケット
ジャケット、パンツ/ドゥロワー 中に着たTシャツ/COS バッグ/ロエベ シューズ/セリーヌ
「もう何年も着ているドゥロワーのツイードジャケットは、着ていると褒められ率が高いアイテム。着丈が短めで、フリンジが付いた上品で華やかなデザイン。インナーやボトムがシンプルでも、このジャケットを羽織るだけで着こなしが決まります。合わせたパンツもドゥロワーのもの。ドゥロワーは大好きなブランドで、買ったら長く着ているものが多いかも。エレガントにもカジュアルにも似合う大人のアイテムが見つかります。ロエベのアマソナは、1泊旅行に行ける大容量のユニセックスサイズ。もうひとまわり小さいサイズも持ってたけど、荷物がおさまりきらなくて(笑)そちらは手放しました」
④「エンフォルド」のパンツ
「エンフォルドのグレーのパンツは、5~6年前に購入。テーパードシルエットでハイウエスト、という型はスタイルアップして見えてトレンドに関係なく使えるアイテム。ウエストまわりもスッキリ見える作りで、着心地もらくちんです。個人的にカジュアル過ぎるのは苦手なので、ウール混やとろみ素材など、きちんと感のある素材が好み。素材に上質さがあれば、足元がスニーカーでもカジュアル一辺倒にならず、バランスが取りやすい気がします」
残したもの⑤
「アルアバイル」のブラウス
「こちらも何年か前に購入したアルアバイルのネイビーのとろみブラウス。一見シンプルなスキッパーデザインだけど、インナーが見えないように工夫された胸元のディテールも気がきいていて、さらっと着るだけで“なんとなくおしゃれ”に見えるところがお気に入りです。袖のカフスを開けてゆるっと着るのも気分。頑張り過ぎず、心地よいおしゃれができるアイテムです」
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