反抗期をきっかけに、学びと向き合う
しかしきっと、思春期まっさかりの娘さんに、正攻法のお説教はあまり効果がないだろうと想像します。受験が終わり、もう少し大人になったら、自然と気持ちも落ち着いてくるのではと思いますしね。
今はとりあえず、ご主人に「あの子の暴言に調子を合わせないで」とくぎを刺しておくのが先決でしょうか。イクミさんの家事に支えられているのはご主人も同じ。それを、娘さんと一緒になって馬鹿にするなんて許しがたいですよね。娘さんの態度に関する問題意識についても、ちゃんと話しておくべきではないかと。
そして、イクミさん自身が「学び」にコンプレックスを感じているのであれば、これをいい機会にするのはいかがでしょうか。
「イクミさんも大学に通う」なんていうと大ごとになってしまいますが、大人の学びは大学だけではありませんよね。
お住まいの市町村で開催されている社会人講座、出版社やメディアが開いているコミュニティでの活動、お友達と集まって読書会や勉強会をしてみる……。「誰かと一緒に」がハードル高ければ、一人で本を読んだり、何かテーマをもって調べてみたりするのだって立派な学びです。
高校生の娘さんの反抗期はおそらく、親離れの前触れ。イクミさんが少しずつ育児から離れ、イクミさん自身に眠っている好奇心に向き合うきっかけなのかもしれません。
イクミさんが楽しい学びの世界を見つけられますように、そして、娘さんの受験がうまくいきますように、お祈りしています。
【漫画で解説】反抗期の娘に馬鹿にされる54歳母…悔しい・悲しい気持ちはどうすれば?
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作画/Sumi
構成/山本理沙
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