シンプルドレスがサマになる、フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー(61)
映画『エミリー、パリへ行く』でお馴染み、フィリピーヌ。シンプルなカッティングのブラックドレスがこんなにもサマになるだなんて。若作りを意識していないのに滲み出る、この色気! シャルロットにも通ずる、パリジェンヌを象徴するような存在の女優さんですね。
スーパーモデルのオーラが眩しい!カーラ・ブルーニ(56)
元祖スーパーモデルって全員、「DNAが一般人とは別物なんだな」と思わせる美貌をキープしているけれど、カーラももう、骨格からして美女(うっとり)。ブラックのホルタードレスがエレガント。よく見ると90年代から同じヘアスタイルとメイクのような気がするけれど、それが古くさく見えないのが流石です。
カリスマオーラを放つ、イザベル・ユペール(71)
カンヌ初日にはバレンシアガのモコモコガウンを纏って現れたユペール様。佇まいがもう、「大女優」。フランス女優のシャルロット、フィリピーヌにユペール様。いくつになっても男性を翻弄してそうな小悪魔感がある彼女たちって、一体何者……!?
絶対に歳を取らないサルマ・ハエック(57)
モード界の帝王と呼ばれるフランソワ・アンリ・ピノーを夫に持つサルマ。本当にびっくりするくらいに歳を取らないので、私の中ではサルマは、「夫のお金と地位にモノを言わせて、一般人にはまだ知られていない最新のアンチエイジング・テクノロジーによる施術を受けているに違いない」、という疑惑が。パープルのガウンで妖艶な美しさが引き立っています。
凛とした佇まいのダイアン・クルーガー(47)
構築的なシルエットのブルードレスを着こなしたダイアン。上品で落ち着いたイメージの彼女が、Xの初めての投稿で「おしっこ、うんち」と呟いた俳優ノーマン・リーダスのパートナーだということが、どうしても解せません(そんなノーマンも大好きだけど)。
クールという形容詞が最も似合う女、ケイト・ブランシェット(55)
これまた「様」付けして呼びたくなる大女優、ケイト様。フォトコールでのブラックパンツにグリッタートップスの着こなしも素敵でした。「クール」という形容詞がここまで似合う女性っていないのではないかと、個人的には思っています。
レッドカーペットの赤を足すことで、パレスチナ国旗のカラーになるドレスで現れたケイト。シンプルながら強いステートメントを持つデザインは、ハイダー・アッカーマンによるジャン・ポール・ゴルチェのもの。ケイトは昨年10月に米バイデン大統領に向けて、イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに停戦を呼びかけるよう求めたオープンレターに署名しています。
いかがでしたか? 女性の年齢をいちいちあげるだなんてという声も昨今はありますが、年齢に関係なくこんなに素敵な女性たちがいるということを知っていただきたくて、あえて年齢を入れてみました。
自分より年上だったり同年代にかっこいい女性がいるのを見ると、歳を重ねることに対して勇気が持てます。そしてカンヌ国際映画祭は、その見本帳となるような、イキイキした女優たちが集まる場所。彼女たちを見ていると、大事なのは自分らしい「スタイル」を持つことなのかなと。そのスタイルが彼女たちを輝かせ、どんなドレスも着こなす「自信」に繋がっている気がするのです。
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