「あなたを失った悲しみの涙で、墨が滲んでしまいました」喪の不祝儀袋に書く文字に薄墨を使うというマナーには、こんな意味があるようです。そういえば、先日の大河ドラマ「光る君へ」のシーンでも、平安の貴族たちが薄墨色で喪中であることを表現する装いが登場していました。悲しみを色みに込めるなんてとても詩的な表現ですが、悲しみという意味合いを抜きにして見ても、エレガントで美しい黒だと思います。今週のお助けコスメはこちらです。


透け黒=何色のアイシャドウともなじむ黒×肌の陰影になじむ透け感


アイシャドウは、みんながこれをつければ正解という感じではない時代。わずかな陰影だけ足すようなほぼ肌色のマットアイシャドウもあれば、しっかり赤や黄色に発色するようなアイシャドウもあります。どれも正解だし、どれも間違いじゃありません。ただ、ひとつだけ確実なのは、現在のトレンドでは濃い「締め色」でグラデーションを作るような塗り方はなんだか古く感じる顔になってしまうということ。

こんなトレンドのときには、目元を締めたいならアイラインやマスカラで目のキワにだけ存在感をプラスするのがおすすめ。ですが、真っ黒なアイラインで目元を塗りつぶすのって、大人の顔に圧が出そうでちょっと躊躇してしまいますよね。

40代に「黒アイライナーは迫力が出過ぎる!」ならコレ。やさしげ印象のまま目元くっきりの秘密は「透け感」_img1
このアイライナーのいいところは、薄墨色というのでしょうか、少し透け感のある黒なところ。透け感のある黒ですが、かすれは皆無。しっとりと最後まで描け、透け感はほぼ一定です。部分的に濃さが欲しい場合は重ね塗りすれば濃く発色します。そして、描きやすい筆先はUZUのトレードマーク。
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UZUのアイライナーを使用したことがある方にはお馴染みだと思いますが、毛にコシがあって太くも細くも描きやすいです。この夏注目しているイエローのアイシャドウに合わせてみました。青みでも黄みでも赤みでもないキレイな「透け黒」なので、何色と合わせてもニュアンスを損なわないはず。お洋服でも黒ってお値段が出ちゃう色だと思いますけれども、この黒も高級感があるキレのある黒です。
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左は未使用、右はUZUのアイライナーを使用したところ。比べればやっとわかるくらいの存在感が大人の目元にちょうどいい。ブラウンのアイラインとは明確に違うはっきりとした黒のニュアンスですが、透け感のある黒なので顔の元々の陰影のようになじみながらくっきりと目幅を延長して切れ長印象にしてくれます。


今回は発色強めのアイシャドウに合わせてみましたが、ほとんど色のないマットアイシャドウにも合わせてみたいと思いました。韓国の女優さんがよくしているような、すっぴん見えなのに塗るところはしっかり塗っているミュートメイクにも相性がよさそう。数量限定発売なので、気になった方はお早めにチェックしてみてください!


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