子どもに教えながら大人も学び直したい!メイクの正しい落とし方
だいたい2〜3回すると洗ってあげる大人も慣れてくるはず。触っているうちに、その子のザラザラしやすいエリアに気づいたり、毛穴がぶつぶつしているコンディションがわかったりと、いろいろ気づいてあげられるので、お手入れの導きにもなりますよ。
① クレンジングを5カ所にのせる
クレンジングは、マイルドなミルクタイプがオススメ。まずは、額、両頬、鼻、あご先の5点に置いて。
② 赤ちゃんのほっぺをなでなでしてあげるぐらいの圧で、まずは頬から
エステではあご先から順に細かくパーツを分けて行っていきますが、顔が小さい子どもは、頬から。狭いパーツより広いところからしてあげると、子どもは落ち着くもの。なので頬からゆっくりと指を動かしてあげてください。
③ 指を小さな円を描くようにくるくると動かす
指は小さな円を描くようにくるくると動かして、何回かしたら逆回転。表情やクセによって毛穴の中のどこに皮脂がこびりついているかは変わってきますので、このようにいろんな方向から触れてあげることで、360度クレンジングを行き渡らせることができます。
④ あごは指を交互にスライドさせて
あごを包み込むように指をのせ、あご先からフェイスラインにそって耳下まで交互にスライドさせます。このとき、汗や皮脂の分泌が多いあご下から首元までついでにすべらせます。ここは古い角質や汚れが溜まりやすく、また日焼け止めを伸ばす部分でもあるのでキレイに落とせて◎。全体になじんだら、軽くくるくると回転させる動きも入れて、あご先もスッキリと。
⑤ 鼻は縦方向にすべらせる
眉間から鼻先まで、鼻筋に沿って、両手の指を交互にすべらせてなじませる。
⑥ カーブの強い小鼻は何度もくるくる
小鼻から鼻のサイドにかけてはくるくると指を動かします。皮脂分泌が多く、詰まりやすいパーツでもあるので、逆回転も忘れずに。
⑦ 鼻の下も忘れずに
鼻の下はとても汗をかきやすいパーツで、汚れが溜まりやすいので、ここもクレンジングを。鼻の下から、両手の指を左右に交互にスライドさせます。
⑧ 最後は額。大きめのらせんを描いて
額は神経の疲れが出やすい場所であり、お手当に最適なゾーン。大きくゆっくりとらせんを描いたり、軽い力でさするようにして額に広げながらオフ。ちなみに、この額の指の動かし方は、子どもの心をとても落ち着かせることができるので、夜、寝る前など、乳液など塗ってすべりをよくしてやってあげるのもオススメ。そのあとぐっすり眠りやすくなるんです!
⑨ すすぎの前にクレンジングを軽くティッシュオフ
ティッシュで軽く抑えて、クレンジングを軽く吸い上げておくと◎。すすぎ時間の短縮になり、すすぎ残しやベタつきの予防にもなります。
水ですすぐのは、ヌルヌルした感じが取れるまででOK。フェイスラインやあご下などのすみっこは残っていやすいので、大人がチェックしてあげるといいでしょう。
⑩ タオルは“押し拭き”を
タオルでゴシゴシしがちですが、肌に摩擦を与えてしまうことに。摩擦は肌にとってダメージを与えることになり、肌の未来が変わります。しかも洗顔などで顔を拭く機会は、基本的に1日2回×365日=730回にも! トラブルを起こしやすい肌になったり、数十年後かにはたるみが起きやすくなったりするなど、いいことなし! 水分はタオルを押さえるようにあて、吸い取るのが正解です。
大人は力まずにすみ、子どもはリラックスして、それでいてスッキリとメイクオフできるこの方法は、日々の洗顔などでは落としきれていない汚れや日焼け止めをちゃんと落とす方法としても◎。子どもの“肌管理”をしてあげる、いい機会になります。
また、クレンジングはメイクを落とすだけでなく毛穴などの大掃除にもつながるので、メイクをされないパートナーやご両親などにやってあげるのもおすすめです。する方にとってもされる方にとっても癒やしが得られる、素敵なコミュニケーションタイムになるので、ぜひ試してみてくださいね。
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撮影/水野昭子
取材・文/楢﨑裕美
構成/坂口彩
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