さらにもう一つ、ニュアンスのことなるダウンジャケットの着こなしがありました。

次世代アイテム:黒のダウンはシックに着こなす
 


先週のユニクロのダウンジャケットの他にも、こんなデザインも愛用されていたカミラ王妃。同じくハイネックですが、色は黒。ダウンの量が多くボリュームがあり、ウエストの絞りがない、いわばボックスシルエットですね。それゆえ、丈はやや短めで、ボトムは一番スッキリ見えるスリムが好バランスということに。ベルベットのパンツとブーツまで色を繋げて、脚長効果もバッチリ。

ベーシックな色・アイテム同士のコーデも、ダウンジャケットの光沢とパンツの素材違いの光沢が品良くマッチしていて、締めはプリントのスカーフ。これがシックなアクセントになって、一歩上級のカジュアルスタイルに見せています。

こう見ていくと、パンツはスリムが鉄板ですね。お腹周りがふっくらしがちなお年頃には、その部分をカバー。必然的にボトムは細身がスッキリ見える結果に。

元々カミラ王妃の脚の形が美しいこともありますが、程よく脚に沿う程度のスリムなシルエットを着用されています。ぴったりすぎず、ゆるゆるすぎないゆとりとシルエットが、大人ボトムを選ぶ際の大きなポイントに。
ちなみに、低身長の人や、ジャケットがショートの場合には、王妃とは逆バランスとして、ワイドパンツもありです。

最後に、エリザベス女王と同様にアイコンとなったカミラ王妃の美しいブロンズヘア。これが全体の華やかなアクセントになっていることも明らか。ということは、私たちもグレーヘアを活かせば、全体の印象を明るく見せつつ、シンプルなお洋服もお洒落に見せることができるということに。歳を重ねてグレーヘアが増えるのも悪いもんじゃない! という気にさせられますね。

 


文/にしぐち瑞穂
 

英国・カミラ王妃が「ユニクロ」のダウンをご愛用!77歳のカジュアルスタイルを考察_img0
 

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