まさかの展開


金髪にして、色んな変化がありました。

予想外だったのが、「匿名性がなくなる(弱くなる)」こと。東京に住んでいて、ど田舎育ちの私は誰にも認識されないことが心地よいと感じます。しかし、元々女性の中では高身長(といっても171cmなのでそこまで、です)なのと、顔立ちが特徴的(これは周りによく言われますが、自覚はまったくありません)なせいもあって? か、覚えられやすい傾向がありました。例えば、半年前に一度だけ訪れた店の店員さんに、「以前もいらっしゃいましたよね」と声をかけられる、みたいなことが少なくありません。金髪になって、その傾向に拍車がかかった気がします。ついにこの前、郵便局の職員さんから「この前……」と声をかけられ、「うそやん!!!」と軽くショックを受けました。

やっぱり、いくら東京でも金髪はエリアによっては浮くんです。渋谷・原宿あたりでは歩いている人の8割は金髪ですが(すみません盛りました)、下町ののんびりしたエリアだとやっぱりそんなにいないんです。
 

 


地方のショッピングセンターに金髪で行くとどうなるか


この前、地方に住む姪っ子と、ショッピングセンターのキッズエリアに行ったんです。そしたら、そこにいる親御さんの中で金髪は私一人。なんだか視線を感じるぞ……と思ったら、そうか、私金髪だった! と気づきました。他の子どもからも何度か「?!」という目で見られました。東京はどうかわかりませんが、地方の子育て界隈ではやっぱり金髪はスーパーマイノリティーのようです……。

髪を染めるのは身体に悪いと言われ、万年黒髪だった私が金髪になって生まれた意外な変化_img0
写真:Shutterstock

さらに、東京のヨガ教室では浮きまくりです。元々年齢層高めということもあり、「金髪の子」として認識されています。さらに、リハビリで通っている整形外科でも、患者さんで金髪は私だけ。行くたびにスタッフの女性に、「あ、黒いところ増えてきたね?」「次は何色にするの?」と声をかけられます。ピンクのメッシュを入れたときは、「紅ショウガついてるよ」とからかわれたりしました。