クローゼットを開けると、ケースや服が重なっている光景が目に入り、朝からテンションが下がります。服だけではなく、アクセサリー、食器、バッグ、本、雑誌などあらゆるものを溜め込みがちで、自分の生命エネルギーが奪われているのを感じます。
今回お話を伺うのは、mi-molletの連載「断捨離で見えた私と服の新しい関係」でもおなじみのエディター昼田祥子さん。プロフィールにも書かれているとおり、2016年に大規模なクローゼットの片付けに着手され、1000枚もあった服を約20枚まで整理することに成功。それから、人生がすごい勢いで動きだし、運気が好転、心身が浄化され、瞑想インストラクターとしても活躍されています。著書『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』も大好評です。今回、人生の転機になるかもしれないお話を伺いました。
昼田祥子さん
ファッションエディター/出版社勤務を経て、フリーランスへ。2016年に大規模なクローゼットの片付けに着手し、1000枚近くあった洋服がわずか20枚に。洋服好きだからこそ捨てられない葛藤を経験し、「おしゃれとは自分が心地よくあること」と気づく。「ウェルビーイングな生き方」を目指し、瞑想インストラクターとしても活動中。2020年山形へ移住し、2023年春から東京へ拠点を移す。初の著書『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』が大好評。stand.fm「服を捨てて、人生を動かす」もスタート。
Instagram:@hiru.1010
捨ててわかったけど、古い服ってもう腐ってる。廃墟みたいな感じ
いらないものがたくさんあるとエネルギーが停滞し、邪気がよどみがちですが、昼田さんも邪気については感じることがあるそうです。
「意識してなかったんですけど、捨ててわかったんですよね。服に悪いもの溜めてたなって。『腐ってる』って表現することがあるんですけど、古い服ってもう腐ってる。廃墟みたいな感じです」
実際、服が黄ばんだり、生乾きの乾燥に失敗したり、細菌が繁殖してそうな服はありますが、「腐っている」というところまでは気付いていなかったです。
「久しぶりに手に取って、何か違うオーラ放ってる服ってありますよね。服の中で押しつぶされてずって見てもらえなかった悲しみとか、負のエネルギーを放っている服があることに気付くようになって。服がそれぞれ、おしゃべりしてるのがわかるようになりました。服にも気持ちがあって、持ち主のことを本当にわかっているんです。体にくっつく面積が多くて、一体化しているからかもしれません」
服の気持ち、昼田さんのように敏感になれていませんが、奥に埋もれていた服を久しぶりにアイロンがけして出したりすると、喜んでいるのがちょっと伝わります。また、外に出ていろいろな取材をしたり、癖の強い人に会うと、服が身代わりになってくれているのか、服がヨレヨレになるのが早い感じがします。
「服は面白くて、人のエネルギーが乗っかりやすい。それゆえ悪い気も吸収しやすいんです。そういう服は処分して成仏してもらった方が良いです」
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