中学時代の思い出もエレガントに上書きしてくれる、セーラーカラーのレースチュニック
Curensology(カレンソロジー)の2024AWシーズンのテーマは「BATEAU」。船旅のイメージだそうで、マリンの雰囲気が漂う素敵なアイテムが揃います。室井由美子さんがスタイリングしてくださった着回しシリーズの最後は、コットンレーヨンレースチュニックがメインのコーデです。
室井由美子さん
mi-molletでもおなじみの人気スタイリスト。1977年生まれ、身長155㎝。シンプルで、ほんのりモードが漂うリュクスなアイテム選びとスタイリングに定評がある。
インスタグラム @yumikomuroi
YouTube:「スタイリスト室井由美子channel」
こちらのトップスは、セーラーカラーなのが新鮮です。価格は31900円。「このチュニックはヴィンテージのようなレースや刺繍がほどこされています。チュニック丈にすることで子どもっぽくならず、大人の方に着ていただけるセーラーカラーのデザインになっています。今季の『BATEAU』というテーマにも合わせています」と、カレンソロジーの箭内亮介さん。
セーラーカラーですが、色がシンプルな白と黒の2色展開で、レースや刺繍も入っているのでマリン感は控えめです。大人の水兵さんっぽくなっても微妙だし、丈が短いと子どもっぽくなってしまいます。そういえば中学時代はじめて原宿で買ったブラウスはセーラーカラーだった記憶が……。私服の学校だったので、少しでもおしゃれな服を着て、一軍グループに入れてもらいたい、と必死でした。そんな80年代の思い出もエレガントに上書きしてくれるチュニックです。
「後ろのセーラーが小さめになっていて、肩の透け感がほっそり見えます。丈が短いと昔っぽいですが、チュニック丈でアップデートできます。ピンタックが入っていてディティールも凝っています。今回のようにアウトして着るのがおすすめです」と、室井さんはさすが普通の人が気付かない細部まで見ています。
このチュニックに合わせたのは<&RC>のミリタリーユーティリティパンツ(26400円)。裾がボタンで絞れるようになっているので、着こなしの変化が楽しめます。
「ミリタリーのデザインでビンテージテイストを取り入れています」とのことで、前回のキャミワンピと同様に「ビンテージの要素を本格的に再現」した新品だそうで安心です。普通に「ミリタリーユーティリティパンツ」で検索すると、米軍やスウェーデン軍、オランダ軍などのガチな軍パンが出てきて、画面ごしにも漂ってくるヴァイブスが。兵士の方々が実際にはいた古着を身につける勇気はありませんが、ヴィンテージ風のパンツで十分雰囲気が味わえます。
- 1
- 2
Comment