歴史と文化が薫るパリのマレ地区で1993年から服作りをスタートした、自分らしいおしゃれ心を持ち続ける大人の女性のためのエイジレスウェアブランド「TABASA(タバサ)」。前回に続き、秋冬の新作コレクションからスタイリスト水野利香さんがリアルに着たい“冬のアウター”をピックアップ。軽くて暖かい主役級コートの着こなしをご紹介します。
「冬のコートって、どんなにデザインが素敵でも重いと着なくなってしまうので、常に軽いコートを探しています。タバサのアウターはどれも軽くてデイリー使いしやすく、ふわっと包み込まれるような着心地の良さもうれしいポイント。今回選んだ2つのアウターは700gと950gと、暖かいのに肩の凝らない軽やかさ! 冬はコートが着こなしの主役になるので、顔色がパッと明るくなるカラーコートや、好印象なきれいめデザインのコートをおすすめしたいです。個人的には自転車に乗るので、さっと羽織れて動きやすいシルエットも気に入っています」(水野さん)
STYLE1
いつもの黒パンツの着こなしに映える
きれい色の主役級ハーフコート
鮮やかなブルーが目を惹くフード付きコートは、パッと羽織れる約950グラムの軽やかさ! 特殊な編み機を使用し、ニットのような起毛感とカットソーのような柔らかさを感じられます。ドルマン袖でボリュームがありながら、軽く暖かな着心地も特徴です。
左右の大きなポケットと裾にはサイドスリットが入っていてアクティブな雰囲気に。
コートってつい無難な色を選びがちですが、こちらは気持ちまで明るくなるような鮮やかなブルーに惹かれました。羽織るだけでグッと華やかになって、まさに主役級、コーディネートの“顔”になる1着です。軽くて暖かいし、重すぎない短め丈だけれど、ヒップは隠れるちょうどいい丈感。身幅にもゆとりがあって、コーディネートを気にせずさっと羽織れるところも良いですね。鮮やかな色をいかして、中はモノトーンでまとめてコントラストをつけました。フレアスカートやグレーのスラックスパンツを合わせればきれいめに、デニムパンツでカジュアルにコーディネートするのも素敵です。
STYLE2
重さ約700グラムと超軽量!
スカートにもマッチする美シルエットな大人の中綿コート
こちらは重さなんと約700グラム! 軽いストレッチ性のある素材に、非常に軽い綿を入れたフード付きコート。ウエストとヒップはスッキリ見えるよう計算されたフレアシルエットで、リラックスした着心地ながら、きちんと感も備えた1着です。
首元までしっかりカバーするダブルジップ仕様で、上半分だけ閉めたりいろいろな着方が出来るのも特徴です。立体的なフードも顔まわりのアクセントに◎。
中綿入りコートは着膨れが心配なアイテムですが、これはストンと落ちるきれいなAラインシルエットで、ステッチも入っていないので、大人がきれいめに着られるデザイン。きちんとしたスーツの上にも着られますし、オンオフ問わず着られて、幅広いシチュエーションで日常になじむ1着です。そして、重さ700グラムととっても軽いのもうれしい! さらにフード付きだからマフラー要らずで首元もあったかくていいなと思いました。クリーミーなオフホワイトも女性らしく好印象で、重めなアウターに飽きてくる春先まで長く着られそうです。
コートに合わせたい
ニット&ワンピースもおすすめ!
手刺しゅうの立体的な花モチーフを施した、温かみのあるハイネックチュニックニットとプルオーパーニット。プルオーパーはボリュームのあるバルーン袖に花モチーフをあしらった遊び心あふれるデザインも魅力です。
ヨコ糸をカットしてフリンジにしたオリジナルのタータンチェック素材を使用。明るい配色で冬の着こなしに映える1枚です。
フリンジを効かせた立体感のあるタータンチェックのワンピースは、子供っぽくならない配色とチェック柄のバランスもポイント。今回は同系色のブルーのカットソーを合わせましたが、黒でも白でも、重ねるカットソーの色によって印象の変化が楽しめます。
ちょっと懐かしい雰囲気の花モチーフのニットは、シンプルなワンツーコーデになりがちな冬の着こなしにぴったり。デコラティブなデザインだけど、可愛くなりすぎず大人っぽく着られそう。花柄が苦手な方でも、同色のモチーフなら取り入れやすいと思います。
オリジナルコサージュを数量限定でプレゼント!
※数に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。開催期間はショップにより異なりますので、各ショップへお問い合わせください。
協力/株式会社パパス
tel. 03-6427-9306
スタイリング・出演/水野利香
ヘア&メイク/後藤若菜(ROI)
取材・構成・文/出原杏子
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