40代に必要なツヤが一目でわかる「ツヤマッピング」と
基本のベースメイクをおさらい
今回ツヤメイクに挑戦するのは……
山根亜希子さん
肌がもともと美しい山根さんですが、50代に入ってベースメイクのお悩みも増えてきたそう。
① ベースメイクの基本は3品で完了
ベースメイクは【化粧下地】【ファンデーション】【コンシーラー】の3アイテムでおこないます。ポイントは、両こめかみとあご先をつなぐ逆三角形をきれいに仕上げること。この三角形内に視線を集中させると、自然と立体感が出るんです。シミ・くすみ・くま・色ムラなどをきれいにカバーしましょう。
ツヤは化粧下地で決まるといっても過言ではありません。うるおい機能が高く、くまやくすみをカバーするアイテムを選びましょう。また、ファンデーションは三角形の内側を先に仕上げ、後はファンデの追加はせず、フェイスラインに向かってなじませてください。ファンデ全顔に塗ると顔が大きく見えてしまうので要注意!(岡田さん)
② 良いツヤ・悪いツヤの明暗は、【ハイライト】と【パウダー】にあり
基本のベースメイクが完成したら、【ハイライト】と【パウダー】でツヤを仕込みます。ツヤを仕込む場所は、目まわりを中心に鼻筋と人中と上唇が交わるところになります。特に目まわりに光を集めると、活き活きとした印象に。鼻筋と上唇は小顔効果もあるので、忘れずに。
髪の生え際と小鼻まわり・あごについては、ツヤは要らないと心得て。「間違ったツヤ(=テカリ)」を抑えるには、皮脂コントロールを兼ねたフェイスパウダーがおすすめです(岡田さん)
ツヤ肌を叶える「基礎のキ」、忘れていませんか?
いくら優秀なアイテムを選んで使っても、ツヤを仕込む肌が整っていなければ、理想の肌は作れません。肌の乾燥やゴワつき、テカリが気になる人は、スキンケアが足りていないのもかも。
私自身、コロナ禍のスキンケアを簡単に済ませていたら、あれよあれよといううちに乳液の入りが悪くなり、肌がゴワついてしまった経験があります。理想は素肌でもツヤがあること。それを作るのは、毎日のスキンケアなんですよ。
大人肌におすすめしたい名品といえば、クレ・ド・ポー ボーテのル・セラムⅡ! 本当にいいなと思って何年も愛用しています。モデルさんの肌のコンディションが悪い時も、メイク前にこれを塗るだけで、みずみずしさが出るんです。
KANEBOのクリーム イン デイは、朝使用のテクスチャーが軽めのクリーム。クリームが苦手だけど、乾燥対策をしっかりおこないたいという方におすすめの一品です。
「ツヤの有無、入れ方次第でその人の印象を左右してしまうため、賢く取り入れることが大事。ツヤマッピングは、誰もが簡単にツヤを作れるメイク術です。肌悩みも解決するし、メイクの仕上がりも変わると思いますよ」(岡田さん)。次回はツヤマッピングの実践編を紹介します。
モデル/山根亜希子
ヘアメイク/岡田いずみ(KiKi.inc)
スタイリスト/永岡美夏
取材・文/長谷川真弓
編集/國見香(ミモレ編集部)
- 1
- 2
Comment