“金の神木隆之介”玲央とは……?
 

Heven’s Jailのホスト。夢も希望もやる気もなく、抜け出せない日々のなかで自分をすり減らしながら生きている青年。客としてやってきたいづみ(宮本信子)の謎多き行動に巻き込まれていく。


鉄平とは正反対で、友達から「あんな男はやめときな!」と言われてしまいそうなのが、玲央。ただ、個人的には鉄平よりも玲央の方が“沼”なんですよね……。神木隆之介さんのパブリックイメージと真逆なのがいいのかな。「こんな表情するんだ」「こんなこと言うんだ……」と普段の神木隆之介さんとのギャップを感じるたびに、恋の沼にハマっていっている気がします。

 

正直なところ、玲央はクズなんですよ。ホストだから仕方がないのかもしれないけれど、女の人を金づるとしか思っていない。ただ、『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)の海里(玉森裕太)もそうだけど、クズって最初のイメージが悪いから、ちょっとでも優しいところを見ちゃったりすると、「えっ、実はいい人なの?」なんて好感度が爆上がりしちゃうんですよね。客観的に見たら、絶対にハマってはいけないタイプだって分かるし、友達が玲央に入れ込んでいたら、確実に止めると思う。でも、自分も一度でも玲央の客になってしまったら、やめられずにどんどん沼にハマっていきそうだなぁと恐ろしくなりました。いや、本当に神木隆之介さんがホストじゃなくてよかった……。

みなさんは、“黒の神木隆之介”と“金の神木隆之介”、どちらがお好きですか? 「こんな神木隆之介が見たい!」が詰まっている鉄平と、普段の姿とはあまりにも違うから、ギャップ沼にはめてくる玲央。ひとつのドラマで、神木隆之介さんの魅力をふたつも楽しめるなんて、贅沢すぎる! 

第5話では、玲央を振り回していた謎多き女性・いづみの正体が、朝子(杉咲花)だと判明。70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大なヒューマンエンターテインメントが、さらに深みを増していくことになりそうです。毎クール、クオリティが高すぎる日曜劇場。残り半分も、『海に眠るダイヤモンド』の美しい世界観にゆったりと酔いしれていきたいと思います。

あなたは“黒の神木隆之介”、それとも“金の神木隆之介”?『海に眠るダイヤモンド』鉄平&玲央の魅力を徹底解剖!_img0
 

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