数いる韓国俳優の中でも独自のスタイルを築いているのが、キム・ダミとソン・ソックなのかもしれません。そんな2人が共演する新作ドラマ「ナインパズル」が11月20日・21日にシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」で発表されました。キム・ダミが犯罪プロファイラーに、ソン・ソックはエリート刑事に扮するそう。しかも、日本のアニメキャラクターのような役作りに挑戦したとか。テーブルインタビュー中、息ぴったりの様子も間近で感じました。
「とにかくユニーク」なキャラクターに挑んだ、二人の役作りは
キム・ダミとソン・ソックが揃って「アンニョンハセヨ」と声をかけ、和やかな雰囲気で始まったテーブルインタビュー。どの作品もストイックな演技で魅せる2人だけにディズニープラス「スター」で2025年に独占配信される「ナインパズル」も注目作の1つです。
キム・ダミと言えば、ドラマ「梨泰院クラス」のイソ役がブレイクのきっかけです。当時、これまでにない強いヒロイン像を作り、「私なら夢も愛もかなえられるはず」という名台詞も残しました。またソン・ソックはドラマ「私の解放日誌」の“ク氏”役で遅めのブレイクを果たし、アルコール依存症のだめんずという役柄ながら心が見えてくるような確かな演技力を見せてくれました。
そんな2人だからこそ、どんな役作りに挑んだのか興味を引いてしまう。本作でキム・ダミは10年前に起きた未解決事件の唯一の目撃者という悲劇的な過去を持つ犯罪プロファイラーのユン・イナ役を演じ、ソン・ソックはバディのイナを容疑者に疑うエリート刑事キム・ハンセム役を演じます。よくある刑事ものに聞こえなくもないですが、2人のキャラクターはとにかくユニークだそう。
お互いの役作りの印象を聞くと、ソン・ソックは「ハンセムは韓国ではみたことがないビジュアルのユニークな刑事ですが、イナはそれ以上にユニークなんですよ。だから、イナという役作りは難しいと思いました。実は自宅で台本を読みながらイナの台詞を練習してみたのですが、本当に簡単じゃない。台詞の量も多いし。それなのに、彼女はしっかり準備をして、完璧な役作りでしたよ」とべた褒め。これを聞いてキム・ダミはすぐさま「ありがとう」と伝え、嬉しい気持ちを素直に表情に現していました。
「むしろハンセムのキャラクターの方が難しいと私は思いました。丁寧に役作りをされていることに感心しましたし、一緒に共演できて嬉しいです」と、今度はキム・ダミがソン・ソックを絶賛すると、ソン・ソックが嬉しさ余りに「おー」と感嘆の声を上げていました。信頼関係を築きながら撮影に臨んでいたことが伝わってきます。
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