40歳。個人差はあるでしょうが、40代という大台に突入するとき、この年齢に多少なりとも「う……」と圧のようなものを感じる女性は少なくないのではないでしょうか。
"Age is just a number."(年齢はただの数字)という名言には納得できる一方で、日常のふとした瞬間に、どうしても年齢を意識してしまうことが増える。外見のちょっとした変化、健康への意識、そして自分を取り巻く環境など……。
現在39歳のミモレ編集の山本。30代を惜しむ気持ちがフツフツと湧いたとき、なんとなくChatGPTに聞いたら、なんと「40歳まであと100日」でした。
30代最後に、ずっと憧れていたヨーロッパ旅行を実現できた思い出を綴ります。
どうして、このタイミングで泣く…?
5歳の息子と離れ、女友だちと1週間のヨーロッパ旅行。
子連れのライフスタイルですっかり忘れていた若かりし頃のノリ(悪ノリも?)を取り戻し、日本から遠く離れたイビザ島の観光を満喫。
今となってはママ友ですが、旅仲間は学生時代から人生を共にした気心の知れた仲なので、お互いの性格を知り尽くしてる。なので変に気を遣うこともなく、激しく遊び、心ゆくまでリラックスもできた最高の旅でした。
そんな旅の後半のとある朝。
その日はカジュアルなホテルに泊まっていました。朝ごはんも付いていないので、ゆっくり起きてスマホを見たりしながらダラダラ。
すると同部屋の友人がスーツケースの中からインスタントコーヒーを出してくれ、私もおやつに持っていたチョコレートの余りがあったので、ごく軽い朝ごはんをすることに。
やや荷物で荒れたホテルの小さなベランダで、何の派手さもオシャレさもないインスタントコーヒーと、食べかけチョコレートを二人で囲みました。
そして、寝起きのぼんやりした頭で、とりとめのない雑談をしていた……そのとき。
なぜだか、旅のあいだひたすら明るく、年下なのに頼りになる友人の顔が突然歪み、「ずるっずるっ」と、おかしな音が出始めたのです。
「え、なに?」
と聞いた瞬間に、彼女が目を真っ赤にして泣いていることに気づきました。
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