最近映画館で映画を鑑賞することが楽しみ。といっても、最近まではBS放送が充実していて、ほとんどの映画はテレビで網羅していました。公開から間もなくしてテレビ放送やDVD化してくれるので、ついつい映画館が遠のいていたのも事実。
最近映画館行くと昔のように立ち見というのはほとんどなく、どこも空席。ご存知の通り、映画は莫大な制作費がかかり、興行収入がうまくいかないことには、赤字に終わります。制作費用が捻出できず制作中止なったり、面白い映画が配給されない、公開されないということも最近ではよくある話だそう。これでは夢を持って映画を作る人も少なくなるかもですね。映画の世界も便利なデジタルの世の中に翻弄されているというのが現実のようです。
実際のところ、ここ数年でインディペンデント映画をよく放映していた映画館が閉館ということをよく耳にします。とても寂しさを感じる一方、映画館が遠のいていた自分に後悔。
テレビは都合の良いタイミングで好きな態勢で観れるのが利点。でも「ながら」で見ることも多いので、集中力にも欠けてしまうし、感動も少ない。それに比べ、大画面を目の当たりにした時のダイナミックな映像やサウンド、そして俳優陣たちの表情や息づかいは、映画館だからこそ感じれる空気感。やっぱりいい映画こそ映画館で見るべし!ですね。
ここで最近観た映画でオススメの2本をご紹介。

トルコという国を背景に、保守的で、まだまだ女性への偏見や差別の問題が残存する現実になんとか自分らしい人生を謳歌したい!と戦う女の子たちのストーリ。彼女たちの瑞々しい美しさや、青春の脆い心が切なさを倍増させてくれる映画です。衝撃的なクライマックスの中、末っ子の真っ直ぐで、へこたれないパンクな生き方が何よりの救い。国は違えど、女性の自立の在り方を考えさせる映画でもあります。

独特な空気感を含む演出に余韻を引きずってしまうような映画。一言でいえばエキセントリック。映画だけど舞台のような感覚、昭和なのか平成なのか、時が混在しているようなシチュエーション、シニカルな登場人物たち・・・なんとも言えない異質で不協和音を漂わせる世界観が、なぜか私には心地よく感じる映画でした。好き好きはあるかもしれませんが、私は好きです!小泉今日子さん、二階堂ふみさんなど、配役もこの二人ははまり役としか言えないくらいぴったり(笑)。一味違う映画がお好みの方は、この一本はかなりお薦めです。
猛暑にはひんやりした映画館。この夏、お気に入りの作品に出会ってください♡
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