編集者というのは本当に荷物が多い仕事です。特に私のようなフリーランスの場合、一度自宅を出たら、基本的にその日の予定をすべて順番にこなしていき、よほどの空き時間でない限り、途中で自宅に戻ることはありません。ちょっとの隙間時間には電源ありのカフェでPC作業。たとえどんなにおしゃれなカフェでも、一心不乱にキーボードを鬼打ち。
というわけで常に私は、
・それぞれの予定に必要な資料。(例えば予定が6つあれば、6つ分の資料を朝から持ち歩くことに)
・PC(いくら軽いものを選んだって、それなりの重さですよ)
・電源バッテリー(これが地味に重い!)
を持ち歩いています。もう腕がもげそう!!
あまりに重いから、女子を捨てて化粧ポーチの容量を減らそうと工夫してみたり、いざってときにペンが見つからなかったり、もう何が何だか。
そしてこれだけ荷物が重いと、それらがすべて入る大きなトートバッグだとかえって使いづらかったりして、貴重品を入れるショルダーとサブバッグというフォーメーションの日が多くなります。そしてサブバッグも、少しでも持ちやすいものを、とあれやこれや試しています。布のサブバッグって手に入れやすいプライスなので、かわいいものを見つけるとついうっかり買っちゃって、気づけばかなりの数を持っているかも!!
そんななか、先日とてもおしゃれな、そして大先輩のスタイリストさんとご一緒させていただいたときのこと。その方の、トートバッグづかいがあまりにカッコよかったのでうっとり! 布のものではなく、ハイブランドの薄いレザーのトートバッグに資料やPCをガンガン入れていたのです。これまたおしゃれな、小さなショルダーバッグとW持ちで。考えてみればとてもラグジュアリーなんだけど、でもその、上等なものを普段使いしている感じにしびれましたねー。「私くらいの年齢になると、布のサブバッグっていうのもなんだかちょっと……。だから最近はこんな風にして、“サブ”っていうよりは単に荷物を2つに分けて持つ、っていう感じね」と。
そしてこの話を聞いた時に、思い浮かんだバッグがこれなんです。このところずっと気になっている「モワナ」というブランドのクワトロというバッグ。
世界で最初にトランクを作ったブランドとして知られている「モワナ」。その確かな技術で作られているこのトートバッグはなんとリバーシブル! なんともいえない絶妙なカラーリングです。さらに私が気に入ったポイントは、ハンドルがショートとロングの2つ付いていること。縦型のトートであること。(横型タイプよりも縦型のほうが、すっきりマニッシュなバランスになる気がして好きなんです)このモワナのトートバッグと遊び心のある小さいバッグを組み合わせて、キレのいいお仕事スタイルを目指したいっす。
それにしても、お仕事でご一緒する先輩たちのおしゃれって、本当に参考になります。実用とおしゃれの着地点みたいなところって、おしゃれな人の実際のスタイルを見るのが一番。上質なものを自分に引き寄せて使えるのって、ホントにかっこいいですよねー。
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