先日ずっと欲しいと思っていたこちらをようやく手に入れました!
箱とロゴだけで分かる方もいらっしゃるかも。
『タダフサ』の包丁です。

多分2年くらい前でしょうか。
こだわりやさんのステキな知人がお誕生日にご主人にもらったとInstagram にアップしているのを見て、なんてステキなんだろうと欲しくなったもの。
うつくしいだけでなく、ブランディングもすばらしい。
プロ仕様も含めて多数ラインナップされているのですが、買う側に選ぶ負担をかけないように「基本の3本」を最初に提案してくれているので選び易い。情報も商品も溢れている今、あなたにはまずコレが必要でしょと絞りこんでくれているのはキュレーションサイトと同じ、一番の親切な気がする。
同時に若い人にも臆せず、少しずつでいいから本物を手にしてたいせつにして欲しいという作り手のメッセージも伝わって来ます。
調べたらお店でもオンラインでもどこも品切れ・入荷未定。東京に帰ったとき、デパートで見かけても半年待ちと言われたりしてほぼ諦めていたのですが
先日NYのMOMA Shop 入荷しているのを知り即日購入!!
ようやく手にすることができました。
NYのMOMA Shop には優れたMUJIをはじめ、Made in Japan がたくさんありますが、日本のこだわりのものづくりが評価されること、とてもうれしいですよね。また、日本のTVでもよく紹介されていますがアメリカでもヨーロッパでも日本製の包丁はシェフやFoodie たちに大人気ですごく認知度が高いのです。でも数多ある中からMOMAに入ったのはこちらのタダフサのみのようです。

ああ箱もキレイで絶対捨てられないなあ。
というか、こちら研ぎ直しに出す時の梱包に便利に使えるような秀逸なデザインなのです。捨てちゃいけません。
この美しい包丁とすばらしいブランディング。
知って納得でしたが、プロダクトデザインは柴田文江さんでした。
柴田さんの生み出した名作といえば、オムロンの「けんおんくん」や基礎体温計(だいぶお世話になりました、もちろんデザイン重視でセレクト!)。
MUJI の「体にフィットするソファ」なども。
最近ではすっかりシックに生まれ変わった「レミパン」もデザインされているとのこと。
職人技も、テクノロジーも、そっと人の肌や体になじむような曲線を描いて、生活に溶け込みながらデザインで機能を最大化しつつ、そっと場の空気と生活をうつくしくしてくれる、そんなデザイナーさんではないでしょうか。
用の美。という言葉は「実用性の中にうつくしさがある」、機能的であると同時に、手にして心が満たされる感覚を重視しているようなといった意味があるようですがそんな言葉を思い出させてくれるようなMade in Japan の名作、
たいせつに使っていきたいと思います。
最初は大好きなキャロットラペをひたすら千切りにしてみようかな。
いや、里芋の皮をキレイに剥いてみたらどうかしら。
パンは大好きなブーランジェリでバゲットを買ってきたいなあと思っているところです。
雅子
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