三月大歌舞伎 昼の部に出かけてまいりました。

坂東三津五郎丈が亡くなられて早いものでもう三回忌。追善の演目「神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり)どんつく」を拝見しました。息子さんの坂東巳之助丈が亡きお父上の面影に重なり、楽しく賑やかな大道芸を見せる”どんつく”(荷物持ちのお兄さんの役です)の仕草になんだかほろりときてしまいました。きっとお父上が見守ってくださっているのでしょう、明るい舞台に元気をいただきました。

そこにはなくても、感じる空気の色や匂い、人の思い。春の日差しに包まれて身も心も温かくなった一日でした。
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