『チェリー』に首ったけ♡　 by大森葉子

皆様、反射的に「好き！」と手に取ってしまうモチーフはありますか？

そうです、この子です！　

私の場合、それはどうやらチェリーなのです。咲子が紹介していたチェリーのピアスの記事に過剰反応。「あれ、先輩、意外なものが好きなんですね」と咲子には驚かれましたが、「よく思い出して！　私はちょいちょい『今日のコーデ』にチェリーをしのばせているじゃない！」と声を荒げてみたものの、ドライな咲子がそんな小さいことを気にしてるわけがないわよね……(苦笑)。

今回は、チェリー愛のお話

アクセサリー、ポーチ、ニットなど、いろいろな“チェリー”を保有していますが、このシャツが最もチェリー濃度が高め。だって総柄！　まるでさくらんぼ畑！　初めて会社に着てきました。朝いちばんに「本当にチェリー好きだったんですね」と咲子。「だから言ったじゃない！　好きなのよ!!」と力む私。

リボンやお花など、世の中にはいろいろなガーリィモチーフがあると思うのですが、私が無条件に好きなのはチェリー。見た目はキャッチ―(これは間違いない）。ムダにラブリーになりすぎることはなく(たぶん）、デザインになった時にデフォルメのデキが悪い子があまり見当たらず（そんな気がしませんか？)、同じ赤系フルーツの中でもストロベリーよりクールなイメージがあるし（媚びてない！）、林檎より都会的な雰囲気(なんでだろ？）……

開衿シャツに見えたかもしれませんが、実はジャケットです。いや、シャツのようなジャケット？　ジャケットのようなシャツ？　綿と麻の混紡でハリがあるので、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ(笑)、きちんと感もあります。　

少し乱暴に言うなら、チェリーだけがもつ、アメリカンレトロなピンナップガール感がいいんですよねぇ～(しみじみ）。

ピンナップガール風ファッションが得意なセレブと言えば、ケイティ・ペリー。先頃、新曲『Bon Appétit』を発売した際、歌詞の中に出てくるチェリーパイのオリジナルレシピを動画にて公開(instgramでも紹介)。その中で、チェリーの総柄(おそらく)ワンピースを着ています。そして、この曲の歌詞はかなりエロティック。可愛気があるルックスなのに、やっぱりチェリーはそういう意味を託されるモチーフでもあるんだよな、と。※ちなみにPVの表現はかなり賛否が別れておりますが、そこでもチェリーは印象的に使われております。

うむ、やっぱりチェリーって、スペシャル！

話変わって、さくらんぼって、対になっているとなっていないでは愛らしさに雲泥の差がありますよね？　この時期、毎日のようにいただいているのですが、対になっているさくらんぼを発見すると食べるのをためらい、しばし眺めてしまいます。

そして、今回のケイティ・ペリーよろしくなチェリーの総柄シャツ。数年前に購入しました。はるか昔に卒業したはずのブランドKatieで。もちろん、「大人なのに、こんな柄着ちゃっているよ」感が全面に出てしまうのですが、難しく考えすぎず、自分が着たいものを素直に着ている人というムードは出ていて(事実、そうですし)、自分らしくていいんじゃないかと思っています。

Katieは、その昔キョンキョンがキャンペーンのモデルをしていた時代も。“甘さの中にある毒っけ”な要素に惹かれ、パトロールしていた時期も。今となっては毎シーズンチェックすることはありませんが、昔のアイテムを引っ張り出しては着ています。
ペディキュアはチェリーレッド派。秋冬にはプラムレッドにすることもありますが、通年通して、ほぼ「赤」一択。全身が“どカジュアル”でも、なんとなく安心感、いや自信がもてるんですよ。もはや願掛けみたいなものかもしれません。
スウィートなチェリーに引き寄せらたミツバチ。というテーマで合わせてみました……こういう、「くすっ」としてしまうさりげない要素に惹かれてしまうんです。どんなに高価なアクセサリーよりも、自慢げに見せびらかしてしまいます(笑)。

チェリーが旬の季節に『チェリー』柄を着るだなんて、お着物の世界のようでそれだけでとってもウキウキしますね。愛してる！の響きだけで強くなれる気がしたことがあるように、チェリーモチーフをまとっているだけで楽しくなれる気がしてくるのです。

ちなみに……
私がお気に入りのスウィーツ屋さんneue(ノイエ）のチェリー・パフェです。今の季節だけのとっておき！　予約必至ですが、機会があれば是非♡　ストロベリー・パフェでは出せない色気、ありますよね〜(笑)？　　