日に日に暑くなってまいりました!梅雨明け前@東京とはいえ7月ですし当然ですよね。朝晩もじんわり熱を持った空気が肌にまとわりついて…海や山のリゾート地が恋しいです。

昔の人もそう思っていたのでしょう。自宅からほど近い駒込富士神社ではこの時期「山開祭」が行われます。富士塚(の跡地)を擁する神社で、その歴史は江戸時代に遡ります。この地域は鷹匠が住み、また周辺の特産のお茄子も美味という謂れから”一富士二鷹三茄子”と詠まれた縁起の良い場所でもあります。

階段の両脇には火消の石碑が。

そしてこの神社は火伏せのご利益があるということで、江戸の町火消の間で深く信仰されたのだそうです。火消と言えば、いま歌舞伎座で市川海老蔵丈が演られている「加賀鳶」。大名火消はまさに粋でいなせな色男たちで江戸時代はモテモテで大人気だったのでしょう。もちろん気風も羽振りもよく、この神社の境内にはそれを物語る石碑がずらっと並んでいます。

平成のお富士さんは町内会の消防団の皆様が堅実に守ってくださっています。

石碑を眺めながら急な階段を登りつめた上に社殿があります。昔はここから江戸の町が一望できたのでしょうね…。

頂上のお社に手を合わせます。

「山開祭」で授与されるお守りが麦わらでできた”神竜(通称麦藁蛇)”です。水回りに飾ります。

木に巻きついた竜(蛇)に見立てた愛嬌のあるお守りです。キッチンに祀りました。

そしてこの時期だけ販売される”麦らくがん”。カリッと香ばしく懐かしいお味です。お守りもお菓子もかつてこの地で麦が栽培されていた所以だそうです。

なんとも趣のある袋。。。
とても素朴なお菓子です。でも富士山には白い雪が…冠雪の様子まで実に細かい!

華やかな江戸の御府内ではなく、幕府に仕える人々が平和に住んだ町…民衆の面影を感じた夜でした。