8月に入ってから、東京の夏はかなり涼しく、暑さでまいってしまうということも例年より格段に少ないと感じています。それは、暑さとの闘いとなるはずのサマーソニックでも同じことでした。

今回は都市型フェスの装いのお話。

おしゃれ『サマージャム'17』  by大森葉子_img1
1日目。やや暑さは感じるものの過ごしやすい気温……でも、夏にはゲリラ豪雨予想が! そのためにワンピースの下には雨を考慮したレギンスを。サンダルは、雨対策とともに、アスファルト、野原、砂浜のビーチを歩くためにセレクトしたKEENのサンダル。モッシュピット(スタンディングエリアの前方)にも参戦予定だったため、つま先をふまれても大丈夫なサンダルで。それくらい若者は激しく飛ぶんですよね(苦笑)。
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2日目。うってかわって、天気は曇りで安定。アスファルトと野原が中心、かつスタンディングエリアの前方へつめる予定もなかったので、ラクチンなつま先オープンのTevaを。サマーソニックは冷房の効いた室内会場も使用しているため、タイムテーブルとにらめっこしながら服と靴を組み立てています。オーバーオールはどこでも座り込みやすいですし、どんな体勢で座りこんでも背中から下着が見えたりしないので、重宝しています。


気候や会場のあり方、どんなジャンルの音楽をメインに聞くのか(それにより立って聞くのか、座って聞くのか、踊って聞くのかなど、自分の聞く体勢も変わりますから!)、それらを想像しながらコーディネイトを組んでいます。さらに、フジロックやライジングサンロックフェスなどの完全なる野外フェスとは異なり、都市型フェスはサラリと街着の延長のような恰好で来場する方も多いのが特徴。ビーチサイドの会場にはビキニ×デニムのショートパンツ姿の若者も多かったりするので(若者世代のアグレッシブなカジュアルやメイクの“今”を眺めるのも好き)、そんな娘さんたちの心意気のようなものも(心意気だけですよ!)自分のコーディネイトに反映したいな、とも思っています。

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はい、初日の雨が降り出した時。ゴアテックス素材のポンチョを羽織り(リュックを背負ったまま羽織れるので便利)、「雨なんてへっちゃら!」スタイルに変身。このレギンスは登山用に購入したもので、速乾性があるのです。
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ちなみに、こちらは野外フェス ライジングサンでの雨装備。ポンチョの他、パンツ、レッグカバー、靴、すべてがゴアテックス素材。夏の雨具選びは、とにもかくにも通気性が本当に大切!  

休日のカジュアルとも違う、都市型フェスのカジュアル。普段できないような恰好も懐深く受け止めてくれるので、気候を気にはしながらも、かなり自由にファッションを楽しんでいます。

旅の恥はかきすて……ではありませんが、フェスの恥はかきすて。すべて、夏のせいにしてしまえばいいのではないでしょうか(笑)。

CREDIT :
花柄ワンピース/3.1フィリップリム
サングラス/INARI この日と同じ
リュック/Millet この日と同じ
レギンス/オッシュマンズで購入 この日と同じ
サンダル/KEEN

オーバーオール/ユナイテッドアローズで購入 この日と同じ
タンクトップ/sacai 
リュック/Millet この日と同じ
サンダル/Teva この日と同じ

ポンチョ/ノースフェイス
帽子/ノースフェイス この日と同じ
パンツ/パタゴニア この日と同じ
レッグカバー/石井山専で購入 この日と同じ
靴/ノースフェイス この日と同じ

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