こんにちは、ビューティエディターの長田和歌子です。いつもは肌の外側から与えるもの=化粧品でのケアをご紹介していますが、今回は、カラダの内側から肌についてフォーカスしてきたいと思います!
なぜそんなことを思ったかというと、代官山に「Maiko Holistic Skin Clinic」というホリスティックな、栄養学を取り入れたクリニックがオープンしたから!!
栄養学を取り入れているクリニックは他にもありますが、分子栄養学のほか、酵素栄養学をベースにした〝ホリスティック栄養学〟を提唱しているのがまいこ先生の大きな特長です。そのため、レーザーなどの美容医療やニキビやアトピー性皮膚炎などの一般皮膚科も行っているのはもちろん、栄養カウンセリングもあるのです。美しい肌は〝スキンケア2割、腸内環境8割〟などと言われることもあるほど、カラダの状態が反映されるもの。まいこ先生は、今までの経験から、ニキビやアトピー、湿疹などの症状に対して、塗り薬を処方するだけの外側からのアプローチでは完治までは難しいと実感されたと言います。そこで始められたのが栄養学の勉強。皮膚は内臓の状態を映し出す最大の臓器と言われているので、食べたものがダイレクトに肌状態に出てくるのだそう。
栄養学に興味津々な私は、まいこ先生の〝栄養療法カウンセリング〟を受けてきました! 先生のカウンセリングは、まず膨大な問診から始まります。生活スタイルや食習慣、既往歴のほか、母乳で育ったかまで遡って聞かれます。それ以外にも、人生においての大きな変化や家庭環境、仕事についてなど、かなり踏み込んだ内容までも! これらの情報をもとに、酵素栄養学に基づいた先生オリジナルの〝ボディタイプ〟に分けて体質を見て、傾向と対策を考えていかれます。このボディタイプは全部で4つに分けられるそうで、私の場合は〝ボディタイプ1〟のパラ・タイプでした。特徴としては、甲状腺と関係があるほか、パスタやパン、スイーツなどの糖質を摂りたがる性質があったり、血糖値が上下しやすかったりするのだそう。確かに、私、今でこそ、糖質を減らす食生活ができるようになりましたが、とにかく炭水化物や甘い物が大好きでした(笑)。糖質オフなんて絶対に無理! と思っていたくらいなのです。なので、とても納得!! それが1年くらいかけて、やっと糖質が減らせるようになりました。なぜ克服できたかというと、消化・吸収力が徐々に上がってきたからかなと思います。特に日本人は、欧米人に比べて胃腸の働きが弱い人が多い人種だと先生もおっしゃっていました。では、どうしたらいいのかというと、このタイプは、糖質の摂りすぎで疲弊してしまうため、糖質の摂取を押さえる必要が(これはできてきたので心底よかったと思いました!)。しかも、ベジタリアンは向かないそうで、適度なタンパク質を必要としているとも。自分の嗜好とカラダが本当に欲している栄養素は違うものだなぁと改めて実感しました。
そのほかにも、ミネラル測定(写真下)や糖化測定、血液検査などを必要に応じて行い、総合的に判断されるのだとか。私も今回はミネラル測定をしていただきました。ミネラル測定というと、血液や髪の毛で検査をするものと思っていたのですが、手のひらに機器を当てるだけ(!)であっという間に測定できてしまうのです!! 血液や髪の毛ではあまり正確に測れないという弱点もあるそうで、手軽にできる測定方法としては、いちばん信頼性が高いのだそうです。しかも、すぐに結果が見られるのもよいところ♡ 私の場合は、必要なミネラルはまぁまぁ摂れているほうとのことで、深刻なくらい摂れていないミネラルはありませんでした(ホッ)。ただ有害重金属はけっこうありまして…(涙)。農薬由来のものや水道水由来のものなどが体内に蓄積していました。「これは子どもの頃からの蓄積なので、皆さんあるものですよ」と先生はおっしゃってくださいましたが…(笑)。キレーション点滴をするほどではないとのことで、デトックス効果のある〝アルファリポ酸〟を薦めてくださいました。
このように、膨大な問診とミネラル測定などを融合させ、多角的にカラダをチェックし、必要なケアを導き出してくれるので、とっても信頼性が高く、頼れるなぁというのが実感です! 同じ湿疹やニキビという症状であっても、1人ひとり体質が異なり、そこをちゃんと診てくれる先生はとても貴重です。先生となら、長年悩んでいるアトピーも治りそうだなぁと思いました。
帰宅後、すぐにiHerbでアルファリポ酸を頼み、飲み始めたのが下のもの。
栄養療法は効果がすぐにわかるというものでもなく、半年から1年くらいかけて効果実感がもてるものなので、経過観察していきたいと思います!
そして、先生からもう1つオススメされたのが乳酸菌サプリ。もともとお肌と腸内細菌は密接な関係にありますが、アトピーは特に関係が! そのため、腸内環境を良好に整える乳酸菌はやはり必須のよう。
処方されたのは液体タイプの乳酸菌です。そのまま飲んでもいいし、水などに溶かして飲んでもいいそう。酸っぱい味がするのですが、私はそのまま「チューッ」と一気飲み。けっこう好みでした(笑)。
そのほか、私が普段気にして摂っているサプリも併せてご紹介しておきますね!
本当にお出汁です(笑)。カツオやイワシ、昆布、しいたけなどが粉末状になって、個別包装されています。なので、1袋分をカップに入れ、お湯を注ぐだけでお出汁のスープが飲めるのです。お出汁にはタンパク質やミネラルが豊富に含まれているので、これらが不足しがちな現代人にぴったり! 朝、コーヒーを入れるのではなく、このダシサプリを飲んで出勤すると、体調が変わってくるはずです。もちろん、このダシサプリを入れてお味噌汁などを作ることも可能。調味料としても使えて一石二鳥なんです。私は小腹が空いたときにも、甘いものにせず、こちらのダシサプリを飲むようにしています。もともとタンパク質を摂るように心がけているのですが、液状のサプリなので、消化吸収しやすい気がしています。朝飲むと、1日元気に乗り切れるようになってきました!!
もうひとつアトピーや肌荒れ対策として飲んでいるのが、DHA・EPAのサプリ。
今話題のMCTオイルですが、仙台勝山館のMDTオイルは100%ココナッツ由来の中鎖脂肪酸。そこに高品質なDHA・EPAを合体させたサプリです。上質な素材にこだわり、安全性が高いことに定評のある会社なので安心! 中鎖脂肪酸は肝臓に直接運ばれるため、消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして活用できるというメリットがあります。MCTオイル自体は、サッカーの長友選手が食事に取り入れ、パフォーマンスが上がったと話題でもありますね。そこに肌のセラミドの材料となるDHA・EPAも入っているので、もともと脳の情報伝達をスムーズにすることを目的に作られてはいますが、肌のしっとり感がとにかく上がります!! 私は飲み始めてすぐに、腕のカサカサが治まり、吸い付くようなしっとりさが出てきて感動しました♡ 普段の食事ではなかなか補えないオメガ3なので、美肌のためにも積極的に摂っています。
カラダの内側からもケアすることで、より確実に素肌が美しくなっていきます。自己判断でサプリを選んだりすると遠回りになってしまうこともありますが、まいこ先生のクリニックなど、専門家にアドバイスしてもらったほうが断然近道に。「揺らがない肌になりたい」、「アンチエイジングをしていきたい」なども叶えてくれるかかりつけ医をもっておくと、これからの40代、50代が安泰ですよ!
ビューティエディター 長田和歌子
アトピーがあってスキンケアに興味を抱くようになり、仕事として美容ジャンルを選択した過去を持つ。オーガニックコスメ、敏感肌用コスメにはうるさい。主宰する「B/B.CAFÉ」にてスキンケアLESSONなども行っている。