この日は仁美さんの講座ともう一つ、茶室をコンセプトにした「artress craft tea&coffee」にて「かまわぬ」の高橋基朗さんによる「御抹茶(薄茶)」の振る舞いもありました

先日は、中目黒にある「artress craft tea&coffee」にて開催された「点茶席 by かまわぬ + #playkimono」というイベントにお邪魔しました。

お目当は伊藤仁美さんによる「講座/美しい帯姿の作り方」。

仁美さんは時間が許す限り、「美しく着心地のいい帯姿」の秘訣を教えてくださいました。

今回はカジュアル着物に欠かせない名古屋帯の講座。特別な道具は一切なし。指先のコツだけでこんなにも美しくなるのかとただただ感動


例えば仕上げに親指で帯のとある部分を撫でるというプロセス。どうして大事なのかを「シュッとやったほうが綺麗だから」という感覚的な言葉ではなく、理論的に説明してくださったので、とてもわかりやすく、目から鱗のアドバイスばかりでした! カジュアルシーンで使われる名古屋帯の講座だったので、少し遊びのある粋な着こなしを伝授していただきました。

帯枕の使い方を変えると、少し下がったところがふっくらし、ちょっと粋な雰囲気に。この適度な抜け感は、教わらないとわかりません!

そして最後の締めくくりにおっしゃった言葉にハッとしました。

「着物は一緒にいる人に緊張感を持たせてしまいがちです。

適度な抜け感を出すことによって、お相手にリラックスしてもらうことができます。

またそれを逆に使って、正装のときはしっかりと着付けると圧倒的な美しさや華やかさを作ることができます。

行く場所によって着姿を自在に変えられるのはとてもいいことですよ」

着物を着るときによく言われるのは「格」や「季節」を意識するということ。
私もそれなりに季節によって色や柄に注意し、どんな場所で着るのかを考え、半襟や裾の長さなど礼装とカジュアルで異なる『〜でなければいけない』着方を意識していました。


初心者の私は鏡の前で必死になって着付けます。襟元もシワなく、背中の部分もたるまないように。半襟の見え方は左右対称かを注意して。
街ですれ違った「着物通」な方に眉をひそめられないよう、初心者は必死です。

相手に伝わってしまう緊張感など考える余裕はありませんでした。

自分がこんなにも必死になって着ているのですから、どうしたって緊張感(威圧感ともいうかもしれませんね)は出ますよね、絶対に。


「抜け感のある着こなし」

着付けの仕方で緊張感を出さないように。それは苦しくない着付けとも言えます。
常にリラックスして着物を着ていられたら、表情だってずっと柔らかくいられるはず。

仁美さんは少し胸元もゆったりと着こなされていて、着姿がすごく優雅。私も次回は真似してみたいな

仁美さんの着物姿がなぜこんなにも優しい雰囲気なのか、一つ教えていただいた気がします。
素晴らしい時間をありがとうございました。

今回お買い上げした手ぬぐいです。可愛い柄、シャレの効いた柄などたくさんあって迷ってしまいましたが、蔦葡萄の柄に。手ぬぐいは主に食器を拭くときに使っています
中目黒の高架下には気になるお店がたくさん並んでいました! こちらは発酵をキーワードにしたお店「85(ハチゴウ)」にて購入した「生ハムのような食べる削り節」。子供のおやつにも大人の酒の肴にも!