エミリオ・プッチのドレスにスニーカーで

ミモレの読者の皆様、こんにちは。
これから週に一度、1年間、私のライフスタイル日記を書かせていただくことになりました。ちょっと緊張している私に温かい目でお付き合い下さいますように、まずはお願いです!

さて、主人の仕事のため4年間続いた、アメリカのニューポートビーチでのカリフォルニア・ライフが去年の夏、一段落しました。そのあと、一体どの様なライフスタイルであと10年、15年過ごしたいかを2人で考えて、やはりヨーロッパに戻りたいということになりました。
でもヨーロッパのどこ?
パリにはずっとアパートメントがあるので、そこを拠点として南へということに。
南仏?イタリアのトスカーナ地方?
私の周りではここ2年くらい、会う人会う人「ポルトガルに家を買った、探している」という話ばかり。それはヨーロッパは勿論、アメリカでも一緒!

それでは、ということで、2017年の8月末にリスボンに到着。
友達がリスボンから南へ1時間半のコンポルタというビーチリゾートに家を買ったし、その辺りには、フィリップ・スタルク、クリスチャン・ルブタンなどの知り合いも家を持っているらしいとのことで、まずはその周辺を目指すことにしました。

ハウスハントは本当に疲れます。数日後、たまたま見つけて宿泊していた、ミシュランの星付きレストランのある、15室のスイートルームのみのホテルでのこと。本当に綺麗な空気と素晴らしい星空の下で美味しいワインを飲んでいると、「この場所に家を持たない理由があろうか」という気持ちになったのです。
後で知ったことですが、ここはワイン好きの私たちにぴったりの、今話題の新しいワインカントリー。リスボンの空港から南東に1時間、高速道路の脇にあるコルクの木とコウノトリの大きな巣を見ながらのドライブ。いちばん近い街には、丘の斜面に建てられた古い町並みが残されています。ビーチ暮らしはカリフォルニアで経験済みでしたし、もう未練はありませんでした。

こうして選んだ、私の今の家。夕日に照らされたこの街は本当に綺麗です。

私の家の近くの街並
これがワイン畑に囲まれた自宅です


そして今、ワイン畑に囲まれたこの家でこの原稿を、ワイン作りには欠かせない朝霧に囲まれ、書いている次第です。

このような姿で原稿を書いています