12月に入り、イッキに年末ムードが高まってきました。
年の瀬は何かと慌しいものですが、こんな時こそゆっくりお家時間を楽しめる、心の癒しアイテムが欲しいもの。
そこでこの記事では、年末にキラキラ感を添える、ワンランク上のご褒美BOOKを3つピックアップしてご紹介します。
箔押し加工が美しい絵本は、見るだけでうっとり、読めばコージーなひと時を与えてくれるアイテム。
大切な人へのプレゼントにはもちろん、1年間がんばった自分への、ちょっとしたご褒美にもぴったりですよ。
 

アート好きなあの人に、ディック・ブルーナの愛蔵版を

『愛蔵版 クリスマスってなあに』ディック・ブルーナ:作

キャラクター好きな人にあげたら、「カワイイ!」と喜ばれることまちがいなしのクリスマス絵本。
かわいいだけでなく、デザイン好きな人にも一目おかれるオランダの作家、ディック・ブルーナの作品です。
イエス・キリスト誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく教えてくれる内容で、ロングセラーの通常版は、30万部も売れている大人気の本。
そして年末の「プレゼント」なら、特別感のある愛蔵版をチョイスするのはいかがでしょう?
白と金が基調のシンプルな美しさが際立つ装丁は、手にとった人の心まですっきり美しくしてくれそう。お部屋に飾るのにもセンス良く「映える」デザインです。

 


3000万人が読んだ、 世界でいちばん有名な魚

『にじいろの さかな』作:マーカス・フィスター 訳:谷川俊太郎

姿は美しいけれど孤独だった「にじうお」が、わかち合うことや、勇気をもって戦うこと、ほんとうに大切なものをみつけるまでを描いた物語。スイスの作家、マーカス・フィスターによる、世界で3000万人以上に愛されている作品です。
ページをめくるたびにキラキラと光る、「にじうお」のウロコがなんともキレイ。しかし美しさだけでは、本物のリレーションシップは得られないーー相手を思いやり分かち合う心こそが、友情と信頼を築くというメッセージは、大人になっても刺さります。詩人・谷川俊太郎さんが手がけた素敵な訳が、物語にやさしく引きこんでくれます。

 

ホリデーシーズンには、ロングセラーの通常版のほか、スノードームを手作りできるキットと小さなボードブックがセットになった『年少版 にじいろの さかな 特別版 キラキラ・スノードームセット』もオススメ。
休暇中は童心にかえり、ハンドメイドのスノードーム作りを楽しんで!


美しすぎる科学絵本で、知識もセンスもアップデート!

『いろんなところに いろんな むし』 
作:ブリッタ・テッケントラップ 訳:いとう むしひこ
『いろんなところに いろんな さかな』
作:ブリッタ・テッケントラップ 訳:小野寺 佑紀

吸い込まれるような美しいビジュアルの中に、知識が凝縮された科学絵本はいかが?
こちらは、「むし」や「さかな」たちの世界を美しい版画でたどりながら、知識もセンスも磨ける科学絵本。扉をひらけば、センスオブワンダーが溢れるひと時を過ごせます。
作者のブリッタ・テッケントラップは、ハンブルク生まれの作家・イラストレーター。17年間ロンドンに暮らしたのち現在はベルリンで、息をのむような繊細かつ美しい版画を作り続けています。その作品は30か国以上の国々で愛されている世界的なアーティストです。
生きものが、地球が愛おしくなる、宝物のような絵本で、年末年始は知的にアップデート! 贈る側のセンスも輝く芸術的な作品です。


キラキラ本で気分も華やかに


ホリデーシーズンにぴったりな「キラキラBOOK」いかがでしたか? 華やいだ季節だからこそ、手に取るものもちょっぴり華やかに。箔押し加工の装丁が美しいアーティスティックな絵本とともに、楽しい年末年始をお過ごしくださいね!

 


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文/北澤智子