人生のゴールは
子供を持つことではありません

 

子供がほしくて不妊治療をしているけれど、なかなかできずにつらい思いをしている人はたくさんいると思います。
不妊治療は、経済的にも肉体的にも精神的にも負担がかかるので、長く続けるのはつらいものです。

こういう方に多い悩みが、〝不妊治療はいつまで続ければいいの?〟です。そこで、不妊治療をこれから始めようという方は、次の2つのことを事前に決めることをおすすめします。

 


不妊治療を始める前に、使うお金と続ける期間を決めておきましょう


ひとつめは、不妊治療に使うお金を決めることです。
現在、不妊治療でも、一部分は2022年度から保険適用になることが決まりましたが、自費の治療も多いためお金がかかります。
また、治療を長く続けるほど、経済的に負担がかかるので事前に、いくらまでと使うお金を決めておきましょう。

 

もうひとつは、不妊治療を続ける年数を決めることです。
たとえば、2年間、200万円使って妊娠が成立しなかったら諦めるというように、お金のリミットとともにあらかじめ決めておくのです。
なぜかというと、不妊治療はその人の希望で、多くは自費で行うものなので、医師のほうからこのあたりでやめましょうと言うことはほとんどなく、とはいえ、いつまでも可能性があるわけではないからです。

この「可能性」というのは、妊娠できる可能性ではなく、赤ちゃんが元気に産まれる可能性のことです。
妊娠できたとしても、年齢が上がるほど元気な赤ちゃんが産める可能性が下がってくるのは事実なので、最初から期限を設けておくことをおすすめします。

 
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