「こういう人にこそオススメしたい!」を明確化する


オンラインコミュニティ〔ミモレ編集室〕のライティング講座でもやった簡単なワークショップをご紹介します。

自分の好きなものやことで誰かにオススメしたいものを1つ決めます。
私は「日帰り温泉ひとり旅」が好きなので、それをオススメしたいとします。まずは、自分がそれをなぜ好きなのか、どこが楽しいのか良いところを書き出してみます。

「日帰り温泉ひとり旅」の良いところ

・宿泊しない分、安上がり
・1日の休みで急に行ける
・予約しなくていい
・日常から離れてリフレッシュできる

・荷物が少なくてすむ
・誰も誘わなくていい
……etc.

ここまでが自分ヒアリングですね。続いて、読む人の想像をしてみます。

①どんな人が読むか→子どもを置いて自分の時間をもつことが難しいママ
②どんなときに読むか→夕飯を作り始めるにはまだ早いかなくらいの夕方にソファで
③どんなアクションをするか→「箱根 日帰り温泉」で検索してみる

とか

①年下の部下と外資系からきた上司の間でめちゃ疲れてる人
②オンライン会議が予定よりちょっと早く終わった時間にスマホで
③温泉の近くにワイナリーもあるか調べる

とか

そんな感じで細かく妄想していきます。このディテールまで落とし込んだ妄想は、ターゲットの明確化でもあるんですね。マーケティングや広告業界用語でいうところの「ペルソナ」でしょうか。私はもうちょっと親密な「こういう人にこそオススメしたい!」っていう“おせっかい”に近い感覚でいます。

 

こういう人にススメたいなと思う人にとって、自分が良いと思うポイントが果たしてメリットになるだろうか……と擦り合わせていきます。〜な人にとってもココが良さそうだ、などと書くべきポイントが決まってくるんですね。

 

さてここまで読む人像を想定できたとして、まだ読む人の「気持ち」には踏み込めていません。