自宅でのリモートワークが増えた最近。そんな時勢を受けて発売された、ダイニングで使えるワークチェアを、〔ミモレ編集室〕ののりこさんがお試しします。体へのフィット感にこだわった、座面が360°揺れ動くコクヨ、座面がスライドし傾斜するイトーキ、デザインや体への負担は?

 
今回試すのはこの2つ!
360°揺れ動く座面があらゆる姿勢をサポート
コクヨ「ingLIFE(イングライフ)」
 
 
背面や座面が傾斜し、座面がスライドして体にフィット
イトーキ「vertebra03 (バーテブラ03)
 


〔ミモレ編集室〕私が試してみました!

のりこさん

5歳と3歳の息子の母。在宅勤務導入といいつつも、外回り仕事のため、1日中在宅というよりは出たり入ったり。書斎ではなく、リビングダイニングでさっと道具を広げて……の仕事スタイルが多い生活。



お試し品1
バランスボールに乗っている感覚で座面が自由に動く!
コクヨ「ingLIFE(イングライフ )」

ダイニングに調和する丸みを帯びたフォルムと素材感、シートの底に内蔵された円盤が起き上がりこぼしのように揺れ、体重移動に合わせて座面が動くのが特徴。前傾姿勢も、背にもたれても、自然と心地よい姿勢に整えます。シックな4つのカラー、脚は4本脚か床材に合わせたキャスター、素材は木・布張り・レザー張り、ひじ掛けの有無などが選べます。ingLIFE(イングライフ)¥72600〜/コクヨ


 のりこ’s Report 
ゆらゆら揺れる座面の効果で、自然と姿勢が整います!


現在の在宅ワークでは、食事用のダイニングチェアを使用。座面が高く、浅く腰掛けても軽くつま先が床に付く程度で、仕事環境としては、あまり快適とはいえない状況です。購入して10年が経つので、そろそろ買い替えを検討したいと考えていました。

 

今回お試ししたのは、数あるイングライフの中でも、背が合板でひじ掛けのないタイプ。座面の高さが調整できます。これまでダイニングチェアで足がしっかり床に着かず姿勢が悪くなりがちだった私は、この時点でダイニングでの仕事がはかどりそうな予感。

 

イングライフは座面がバランスボールのように揺れ、浅く腰掛ければ前に傾き、足をしっかりと床に着けることができます。ゆったりした座面は、あぐらをかいても安定感のある大きさ。元々使っているダイニングチェアよりクッション性が高く、座り心地は圧倒的に向上しました。ゆらゆらとグライディングする体勢は、姿勢が自然と良くなり、座りやすさは抜群です。

我が家の小さい怪獣たちも興味を持ち、上の子はプリントをやっていました(笑)。

存在感のあるサイズですが、回転式のため椅子を手前に引かずに座ることが出来ます。これはワーキングチェアをダイニングでも使うメリットだと思いました。
背が合板のデザインはダイニングテーブルにマッチするお気に入りポイントですが、テーブルを傷つけることのないよう、使用環境に応じて材質を考えたほうが良さそうです。

子どものストッケの椅子と比較するとサイズ感がわかりやすいかもしれませんが、なかなかの存在感。

今回お試ししたタイプは、約8万円。機能性があるワークチェアは10万円くらいという認識でいたので、機能性もあり、ダイニングにもマッチするデザインを考えると高くはないと感じました。

 
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