現在は、結婚しない人が増えてきました。社会的な状況が要因になっているのはもちろんありますが、それだけでなく、今までは「結婚するのが当然」という感覚から、「結婚する」のと同等に「結婚しない」という選択肢が生まれてきたのも要因でしょう。


40代独身って、こんなに幸せだったんだ?

 

私自身、現在、40代独身ですが、正直言うと、「40代独身って、こんなに幸せだったんだ?」と意外に感じているところがあります。
ただし、それはあくまでも“私個人の話”であり、多くの人が独身でいることで幸せになれるとは限りません。

では、なぜ私は今、幸せを感じているのか。その理由を知ることで、「無理して結婚する必要はないんだ」と思う人もいれば、むしろ「結婚したい」と思う人もいることでしょう。

 


幸せな理由1:“今の自分の在り方”に納得できているから


人生は「自分が何を選択するのか」によって、変わってきます。そして、その選択肢は、人によって違います。
たとえば、結婚においては、「相手の人生に深く関わっていきたいと思うほど愛する人と出会ったのか、否か」でも違うでしょうし、逆に「結婚以上にやりたいことに出合ったのか、否か」でも変わってきます。

さらに、何を選ぶかは、その人の人生観や性質によっても変わってきます。
たとえば、「孤独に強いのか、弱いのか」「自立心が旺盛なのか、依存心が強いほうなのか」「世間体が気にならないのか、気になるのか」「自由が好きなのか、束縛を好むのか」、そもそも「結婚に向いているのか、いないのか」「1人で生きていける力があるのか、ないのか」など。

それらによって、極端な例ではありますが、「結婚したいと思ってくれる人が現れたら、そんなに好きでなくてもするのか、しないのか」「相思相愛の相手であっても、自分らしさを失う結婚生活になる可能性が高い場合、するのか、しないのか」という選択で選ぶものは変わるでしょう。

結局、私が今幸せなのは、あらゆる人生の選択肢の中で、自分の性質を考慮し、本心で選んできたことに「納得できている」からです。
もし、私とは違う選択肢、そして性質を持っている人が選んだら、「結婚する」ことのほうを選ぶこともあるでしょう。
人生にマニュアルも確固たる正解もありません。だからこそ、人に何を言われようが、「自分が納得するかどうか」というのが重要なのです。

ちなみに、私は別に「独身主義者」ではありません。だから、今後、自分が変わり、人生の選択肢にも変化が出てきたら、選ぶものは違ってくるでしょう。
ただ、それは、既婚者も同じ。結婚しても、離婚することもありますしね。


「幸せ≒自分の選択に納得できている」ということ


人が幸せでいられるかどうかで重要なのは、「今の自分、環境に納得すること」だと感じています。
そのためにも、日々、自分の目の前にある選択肢の中から、「自分の本心で選びたいもの」を選択したほうがいいでしょう。
たとえ一般的には「損する選択」であっても、です。もちろん常識の範囲内で、幸せになれそうかを測るシミュレーションは大事ですが、人から見てどんなに恵まれた環境であろうと、本人が納得していなければ、その人は幸せではいられないからです。

人生の選択をするときに、大事なことがあります。次のページで紹介します。

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