明らかに性格が悪かったり、意地悪をしてきたりする相手であれば、多くの人が「付き合わないほうがいい人」だと判断できるものですが、そんな分かりやすさはないけれど、一緒にいると不幸になる相手は確実に存在します。
しかも、そういう相手こそ、意外とズルズルと付き合ってしまうことが少なくないのです。

付き合いを続けてしまいやすい「縁を切るべきタイプ」には、どういったものがあるのでしょうか。


縁を切るべきタイプ1:自分の“ネガティブな部分”と結びつく相手

 

「類は友を呼ぶ」というように、似た者同士は惹きつけ合いやすいところがあります。長所が似ている相手であれば、お互いに向上し合えることが多いのですが、欠点が似ているパターンだと、共に堕落していくことが少なくありません。

たとえば、
・孤独感を覚えている既婚女性(もしくは独身女性)が、同じように寂しさを感じている既婚男性と結びつき、不倫に発展してしまう。
・楽をしてお金を稼ぎたいと思っている人が、ずるい人にそそのかされて、詐欺行為に協力してしまう。
・悪口が好きな友達と一緒に悪口を言い続けていくにつれて、だんだん自分が醜くなっていってしまう。
など。

相手と出会わなければ、トラブルを起こしたり、道を踏み外したりすることはなかったのに、感情と欲望に振り回され、どんどん残念な人に変わっていってしまうことは少なくありません。
しかも、こういう関係は精神的な結びつきが強く、簡単に離れられなくなることが多いのです。

そんなときは、まずは相手と結びついてしまっている自分の“ネガティブな部分”を解消することが先決。
自己が成長すると、「あれ? こんな残念な人と関わっていたんだ?」と気づき始めることでしょう。

ただし、場合によっては、生まれ変わるくらいの強い気持ちがないと“ネガティブな部分”を解消できないことがあります。
自分の欠点と向き合うのは、心がヒリヒリする作業なので、自己を正当化する人ほど、その苦しさから逃げ、残念な相手と離れられなくなってしまうことも少なくないでしょう。

 


縁を切るべきタイプ2:カリスマ性があるが、従わせようとする人


カリスマ性のある人は素敵ですが、中にはその人が持っている強いパワーを「相手をコントロールする」のに使ってしまうケースがあるので、気を付けたほうがいいでしょう。

自己肯定感が低く、劣等感の強い人は、「こんなにカリスマ性のある人に、(たくさんの人の中から)自分を選んでもらった」と思わされることで、服従するように誘導されやすいところも。
自分に自信がないタイプにとって、カリスマ性のある人は、「自己の価値を上げてくれる存在」。だから、その人がいなくなってしまうと、自分の存在価値が下がるような気がしてしまうため、たとえ理不尽なことがあっても、離れられなくなってしまうのです。

特に友達関係で、こういう支配的なタイプと付き合ってしまうと、相手からいいように使われてしまうことが多く、我慢するしかなくなってしまいます。
そんなのは、友達と言えないですよね。

自己肯定感が低い人は、自分を誇りに思えるような言動を心がけ、自己を褒め、認められるようになったほうがいい。
そうなったとき、「理不尽な人と関わる必要はない」と思えるようになるでしょう。

3つ目の「縁を切るべきタイプ」は、意外と多くの人がハマりやすい傾向があります。
それについては次のページで紹介します。

次ページ▶︎ 多くの人がハマりやすい「縁を切るべき人」

【漫画】人間関係は、類は友を呼んだ結果
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