今年の夏は電力需給逼迫警報を耳にすることが多かったと思いますが、そんな時を含めた節電対策にも有効なのが、サーキュレーター。小さくてもパワフルで、静音性が高く、暑い季節はもちろん、冬の暖房効率を上げるのにも役立ちます。〔ミモレ編集室〕のゆけったさんが、バルミューダとアイリスオーヤマのデザイン家電WOOZOOシリーズを、使い比べてみました。

 
今回試すのはこの2つ!
自然界の風を再現しながら、空気の撹拌力がすごい!
バルミューダ「GreenFan C2」
 

音が静かで、睡眠時につけていても気にならない!
WOOZOO「サーキュレーターアイ DC JET 15cm」
 


〔ミモレ編集室〕私が試してみました!

ゆけったさん

最近はオフィスへの出勤が増えましたが、まだまだ自宅でのPC作業による勤務が多い事務職。エアコンだけを使っていると温度調節がうまくいかず、常につけたり消したりを繰り返しているのが、ストレスです。



お試し品1
部屋中の空気を循環させながら、脱臭もできて高機能
バルミューダ「GreenFan C2」

 

特許技術の二重構造の羽根が自然界の優しい風を再現。最大97.4%のにおいを除去する、高性能の脱臭フィルターを搭載しています。片手で持ち運べるサイズで、別売りのバッテリー&ドックを使えば、コードレスにも対応。GreeenFan C2 ¥28600/バルミューダ


 ゆけった’s Report 
冷房の設定温度を1〜2度上げても平気なほど、空気の循環力が優秀!


リモートワークが多く、自宅の快適さが仕事の効率にもつながるため、家の空調は大切です。自宅で過ごす時間が長いと、特に暑い時期や寒い時期、エアコンの電気代も気になっていて、サーキュレーターには関心がありました。

 

それなりに存在感のある大きさですが(角度を変えない状態で、幅32×奥行き23×高さ34cm)、さすがはバルミューダ。デザインがスタイリッシュで、部屋に置いてもごちゃごちゃした感じにはなりません。リモコン付きだから、操作も簡単です。

うちでは床に置いて使いましたが、スッキリした形なので、棚に置いてもさまになります。

サーキュレーターを使うと、エアコンだけの場合より、冷房の温度設定が1~2度高くても過ごすことができ、温度はそのままで、エアコンの電源を切ったり入れたりしなくてすみました。

直接当たっても冷えすぎずない風なので、扇風機としても使用できます。扇風機もサーキュレーターも家におくとなると場所を取るため、兼用できるのはありがたいです。形が普通の扇風機よりコンパクト。かえってこちらの方がよいご家庭も多いのでは?

首振り機能はありませんが、心地のよい風が、写真のような川べりの自然(湯河原で撮影)を感じさせてくれるので、物足りなさはありません。
ファンを上に向け、体に直接風が当たらないようにして、部屋の空気の循環に徹してもらうこともできます。

15分後に通常運転に切り替わる、最大風量のジェットモードは音がしますが、通常の風量1~3は音が気になりません。私が暑い部屋で眠っている間に、家族が風量1をつけていきましたが、サーキュレーターが運転していたことに全く気が付かず、「エアコンもついていないのに寝苦しくないな」と感じたくらい。エアコンをつけっぱなしだと肌寒くなりますから、ありがたい心地よさです。それでいてフィルターが付いているので、同時に脱臭もできる多機能ぶりです。

別売りのバッテリーパックを取り付けると、コードレス使用も可能。フル充電すれば、風量1で22時間ももつので、容量も充分です。

バッテリーパックは本体の底にすっぽり収まるサイズ。充電用ドックも置くだけタイプでスッキリしています。コードレスにするのも、上に持ち上げるだけでひっかかりもなくスムースで、ストレスなく家のどこにでも持ち運べます。

広い空間(目安20畳まで)で床に置いて使いたいときや、脱臭機能やデザインにこだわる場合は、バルミューダがよいと思います。バッテリーパックは別売りで10780円(税込)ですので、コードレスで使いたい場合には、こちらのコストも含んで検討した方がよいですね。

値は張りますが、部屋干しの洗濯物を早く乾燥させるのにも使えますし、冬には暖房効率を上げるためにも毎日のように使えるので、必ずしも高いとは思いません。

 
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